メーカー純正部品への交換が最適
ワイパーブレードには、トーナメントタイプやブレードタイプ、エアロデザインタイプなど、様々な種類があります。一番簡単で確実なのは、メーカー純正部品を購入すること。定期点検のタイミングで、自動車ディーラーなどで相談をすれば、4~5千円で交換が可能です。
ただ、カー用品量販店やネットショップなどで、安価で市販されているワイパーも、車種に適合する型番さえ間違えなければ、問題なく使用することができます。ワイパー本体のデザインで選んでもよいですし、ワイパーのゴム部分の配合成分や拭き取り性能、価格を見て決めてもよいでしょう。
劣化を早める使い方は避けて
クルマを走行させると、フロントガラスには、埃や鳥糞、虫がこびり付きます。その汚れを、ウォッシャー液を吹いてワイパーで洗い流したりしていると、あっという間に、ワイパーにダメージが蓄積していきます。これらの汚れにきづいたら、クリーナーシートなどで汚れを拭き取るようにしてください。また、ウィンドウが乾いた状態や、雨の降り始めなどで十分に濡れてないとき、ウォッシャー液を吹きかけずにワイパーを動かすことも、ワイパーの劣化を早めることになるので、避けたほうがいいでしょう。
また、冬場の寒い日は、ワイパーを上げておくと、ワイパーゴムが凍ってガラスに張り付くことを防ぐことができます。特に雪が降ることが予想される場合は、雪の重みでワイパーブレードが曲がることを防ぐため、ワイパーは上げておくようにしてください。
雨の量と車速に応じて調整が必要
ワイパーの使い方については、近年は、雨の量と車速を検知して、ワイパーの速度を自動調整してくれるオートワイパーも登場していますが、手動の場合は、雨の量と車速に応じて、ワイパーを動かすペースを選ぶ必要があります。そのときの状況で一番視界を確保できるペースを選べばよいわけですが、大雨などで、早いペースでワイパーを動かす必要がある場合、大雨に加えてワイパー自体も視界を遮ることにつながってしまいます。
運転に不安を感じるようであれば、駐車場など安全にクルマを止めることができる場所で、雨が落ち着くのを待ったほうが安心。総務省統計局の統計によると、2020年の降水日数は全国平均で117日と、日本ではおおよそ3日一度は雨が降っていることになります。特にこの時期は、劣化が進んでいることが考えられるため、ワイパーの状態はこまめにチェックするようにしてください。
【画像ギャラリー】日本は3日に1度は雨が降る!! ワイパーの上手な使い方と交換タイミング(11枚)画像ギャラリー
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