先代プリウスの中古も狙い目だけど……それでもプリウスは新型を選ぶべきなワケ

■意地が垣間見えるスペック!! スポーツカー並の新型プリウスはマジで買い

横から見るとよりはっきりと分かる全高の低さ。名前こそ「プリウス」ではあるが、外見は劇的に変化した
横から見るとよりはっきりと分かる全高の低さ。名前こそ「プリウス」ではあるが、外見は劇的に変化した

 新型プリウスは名前こそプリウスを名乗っているが、そのスタイルなどは従来型とは一線を画しているのは実物の写真を見てもすぐ分かるだろう。

 どう考えても空力性能を最優先に考えられたクーペ並みに寝かされたAピラーに低められた全高。

 低い低いと言われた先代よりもさらに下げられた着座位置によって、足腰の弱った我々オジサン世代には乗り降りが辛いクルマになっていることは間違いないし、いくら着座位置が下がったとはいえ、リアシートの居住性も高まっているとは言えないだろう。

 しかし、ハイブリッド車のパイオニアであるプリウスを名乗るには、そこまでしても空力性能を向上させ、燃費性能を追求するんだという覚悟を感じることができる。

 ただし、単純に燃費性能だけを追求したわけでもなく、なんとパワートレインは4代目の1.8Lから2Lへとエンジン排気量を拡大(1.8L仕様も存在するようだが)。プラグインハイブリッドモデルに至ってはシステム出力164kW(223PS)で0-100km/h加速は6.7秒とスポーツカー並みの俊足を誇るというではないか。

 もうこのスペックだけで充電設備もないのにプラグインハイブリッドモデルを買いたくなってしまうほどだが、通常のハイブリッドモデルでも2Lモデルはシステム出力144kW(193PS)、0-100km/h加速7.5秒という俊足だというから、ハイブリッドモデルでも十分満足できそうだ。

■すっきりデザインがイイ!! 快適性に操作性も爆上がり

スッキリとしたインテリアデザインにも好感が持てる
スッキリとしたインテリアデザインにも好感が持てる

 特徴的なエクステリアに比べて内装は多機能でありながらもゴテゴテ感がなく、スッキリとしたデザインとなっているのもまた好印象。

 ブラインドタッチをすることが多い空調のスイッチ類は物理スイッチとなっている点も嬉しい配慮だし、どうやらシートベンチレーションも備わる(グレード別設定か?)ようなので、長時間ドライブでも快適に過ごすことができるだろう。

 個人的にはグレージュやホワイト系の明るい系の内装色が現時点では発表されていないことが残念だが、それ以外については概ね好印象といったところだ。

■新型プリウスは300万円切りでスタートか!? 買うならじっくり検討を

 そして最大の関心ごとはやはりその価格。4代目モデルは259.7万円からというスタート価格となっているが、ハイブリッドの2Lモデルがどの程度価格アップするのかが気になるところ。もしもエントリーグレードで300万円を切る価格であるとかなり心が揺らぐところだが果たして……。

 と、ここまで新型プリウスの期待するところを挙げてきたが、もちろん新型のデザインが生理的に受け付けないとか、趣味趣向の違いでそもそもプリウスに興味がないという人もいることだろう。

 そんな人はもちろん新型プリウスをスルーしていただいても全くもって構わないのだが、もし機会があれば食わず嫌いをせずに触れてみて欲しい。もしかしたら新たな扉が開くかもしれないのだ(開かないかもしれません)。

【画像ギャラリー】だってカッコいいんだもん!! 納期待ちが長くても選びたい新型トヨタ プリウス(15枚)画像ギャラリー

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