■ 「スカイライン」の冠欲しさに…… 日産 スカイラインクロスオーバー
2009年、グローバル市場向けのクロスオーバーSUV「インフィニティEX35」を日本導入するにあたり、日産はどうしても「スカイライン」の冠を付けたかった。

その結果、本来は若めの年齢層がターゲットとなるはずのクロスオーバーSUVに、今や高齢者専用ブランドとなった「スカイライン」という冠を無理やり付けることに。だが当然、狙いがちぐはぐゆえぜんぜん売れなかった。
結局2016年、日本ではあえなく販売終了。しかしながらその後、アメリカでは(このモデルのベースである)EX35がインフィニティQX50にあらためられ(2014年)、現在もすくすくと世界販売を重ねている現状を見るにつけ、このモデルの不遇さが際立つ。
[(´;ω;`)かわいそう度]★★★★★★★☆☆☆
■フィットの噛ませ犬だったのか ホンダ キャパ
広さをアピールした名前「キャパ」(キャパシティ=容量の略)。1998年に乾坤一擲モデルとして登場。CMもバンバン打たれたが、設定価格がやや高めということもあり、2002年に1代限りで絶版になってしまった。

今思えば、2001年に誕生し、その後ホンダを支える大ヒットコンパクトカーとなったフィットの“噛ませ犬的役割”だったのかもしれない。そんな役割のキャパがとってもかわいそう。(編)
[(´;ω;`)かわいそう度]★★★★★★☆☆☆☆
■SAIの登場で存在意義なし!? レクサス HS250h
ハイブリッド専用のミドルサイズセダンとして2009年7月に新登場。個性的なセンターコンソールデザインなど、見るべき部分もあった。だが直後にそれのトヨタ版「SAI」が出たため、「しょぼいレクサスを買うぐらいならトヨタのSAIで充分じゃん?」という世間の風潮となり、存在意義がほぼゼロに。

今振り返ると手頃なサイズのセダンでしたね
さらに、日本では人気がない“ミドルサイズセダン”というジャンルゆえあまり宣伝もされないまま、結局は絶版に。かわいそう……。
[(´;ω;`)かわいそう度]★★★★★★★☆☆☆
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