ニュースなどでなにかと話題の「ChatGPT」。人間が発する質問に対してそれらしく答えてくれる人工知能チャットボットだが、コイツに向けてクルマに関する質問をしたら、自動車評論家を超えるような答えが返ってくるのだろうか? いざ対決!!
※本稿は2023年4月のものです
文/鈴木直也、ChatGPT、写真/ベストカー編集部、日産自動車、ホンダ
初出:『ベストカー』2023年5月26日号
■ChatGPTはこう答えた!!
トヨタは、信頼性の高い車を作り出すことで知られています。(中略)また、トヨタは、ハイブリッド車の開発・普及にも力を入れており、トヨタのハイブリッド車は、世界中で高い評価を得ています。
ホンダは、スポーティな車を作り出すことで知られています。ホンダの車は、高性能エンジンや軽量ボディなど、スポーツカーに求められる要素を多く持っており、ドライビングフィールに優れています。(中略)環境に優しい車づくりにも積極的に取り組んでいます。
日産は、革新的なテクノロジーを取り入れた車を作り出すことで知られています。日産の車は、先進的な安全技術やドライビングアシスト機能、カーネットワークシステムなど、最新のテクノロジーを多く取り入れています。
■自動車評論家・鈴木直也はこう答えた!!
トヨタの特徴といえば、ブレないことでしょう。目標を決めるまでは慎重だけど、やり始めたら絶対諦めないで完遂する。モノ造りって粘り強さが大事なんだなーってつくづく思う。
こう言うと「でも、目標を間違ったらヤバイのでは?」という疑問も湧くんだけど、中の人が常に危機感でピリピリしてるから、意外に修正力もある。EV戦略でも、それが遺憾なく発揮されてるんじゃないかな。
ホンダはねぇ、かつては業界の跳ねっ返り者で、空気を読まずに勝手なことばっかりやるのが魅力だったんだけど、21世紀になった頃から、なんか大人しくなっちゃって、造るクルマも優等生っぽいのが増えていった。悪くないんだけど、ホンダ車ならではという個性が薄れたのが寂しいっす。
日産は昔から振れ幅の大きいのが社風。いいクルマを連発したかと思うと、コストダウンに走ってダメグルマ続出とか、見ててハラハラする。ただ、今の日産、しばらくは期待してもOKです。
●判定:各社ごとの考察が深い! 鈴木直也氏の勝ち!
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