マナーが大事……冠婚葬祭にもイケる!!　300万円以下の万能車10選

　スポーツカーに乗る20代編集マンだが、冠婚葬祭で割と大きい排気音に恥ずかしい思いをした。「クルマ1台持ちだから許してください。」と思っていたがやはりマナーは重要。そこで冠婚葬祭で恥ずかしくないクルマ10台をご紹介。

※本稿は2023年5月のものです
文／渡辺陽一郎、写真／ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2023年6月10日号

■フォーマルで目立たず乗車スペースの広いクルマを探せ!?

　冠婚葬祭に違和感なく使えるクルマは、フォーマルな雰囲気があり、外観があまり目立たない車種だ。親戚の同乗を考えると、後席は広い方が好ましい。

　以上のような条件のもと300万円以下で冠婚葬祭に使えるクルマの筆頭はプリウスだ。5ドアハッチバックだが、セダンと捉える人も多い。現行型は先代型に比べて全高が40mm低く、乗降性や後席の居住性を悪化させたが、4名乗車は妨げない。最廉価、1.8LのXは価格が275万円だ。

　300万円以下の純粋なセダンにはカローラがある。ハイブリッドならリアサスはダブルウイッシュボーンの上級仕様。しかも購入時の税額が約9万円安く、ガソリンエンジンとの実質価格差は26万円だ。

　マツダ3セダンは安定性に優れ、後席にも相応の広さがあり、直列4気筒2Lエンジンの20Sプロアクティブツーリングセレクションは、上級オーディオや運転席の電動調節機能を標準装着して価格は283万300円だ。

■セダン以外にも選択肢アリ！

　ハッチバックではインプレッサに注目。内装は上質で前席の座り心地も快適。車内は広く、身長170cmの大人4名が乗車して、後席乗員の膝先空間は握りコブシ2つ半に達する。価格は2Lのe-BOXERを搭載する最上級のST-Hが、FF車なら299万2000円だ。

　ノートオーラはノートの上級版。大人4名で乗車しても快適で内装は上質。オーラのライバル車となるアクアは後席はヤリスよりも広い。最上級のZは、装備を充実させて240万円。フィットは全長が約4mだが、後席の広さはインプレッサと同等で、内装もコンパクトカーでは上質でおススメ。

　SUVではヴェゼルがフォーマル。外観が控え目で内装は上質。後席も広い。価格は上級のe:HEV・Zでも288万2000円だ。カローラクロスも外観が大人しく、後席は相応に広い。ヤリスクロスは後席は少し狭いが4名乗車は可能で、装備を充実させたハイブリッドZが260万6000円。