クルマのスペックの華とも言えるのが最高出力だ。昔ほどパワーの大小でクルマを選ぶ人は少なくなっているが、パワーがある=高性能の証で余裕につながる。内燃機関モデルのなかでカテゴリー内で差が大きいものをチョイス。
※本稿は2023年10月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年11月26日号
■400万円オーバースポーツモデル部門
最高出力は、高性能の目安としては定着している。歴代の日本車の最高出力を誇る600psのGT-R NISMOが圧巻の成績で、その偏差値は76で機械工学部としては東大クラス。
驚きはこのカテゴリーの平均値、偏差値50が387psのスープラRZと言う点だろう。シビックタイプR、GRカローラですら偏差値50を下回っているのは尋常じゃない。
200ps台のモデルがあることを考慮すると日本車のハイパワー化(と高額化)が進んでいることの証と言える。
■ミニバン部門
ミニバンもハイパワー化が進んでいるが、2023年8月にデビューして話題をかっさらった279psのヴェルファイアの2.4Lターボが偏差値トップかと思いきや、忘れられちゃ困るとばかりに名乗りを上げたのが日産 エルグランドの3.5L搭載モデル。
わずか1psだがヴェルファイアを凌駕。古かろうが、売れてなかろうが、偏差値に換算すると67で同点トップ。
ちなみにアルファード2.5Lがほぼほぼミニバンの最高出力の平均値だ。最大トルクをセールスポイントとするディーゼルターボのデリカD:5もパワーでは苦戦を強いられた感じ。まぁ、150ps程度あれば充分だけどね。
【画像ギャラリー】平均値は387psのスープラRZ!? 偏差値算出でわかるハイパワー化した日本車ラインナップ!!(28枚)画像ギャラリー
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コメントの使い方ホンダ エリシオン プレステージ3.5L 300psはミニバンのカテゴリーには入らないのかな?