2024年最初のビッグイベントである「東京オートサロン」。今回も多くの自動車ファンを楽しませた。レクサス LBXのハイパフォーマンスモデル「MORIZO RR CONCEPT」も公開され、、ギャラリーたちの注目を集めていた!!
※本稿は2024年1月のものです
文/ベストカー編集部、写真/LEXUS
初出:『ベストカー』2024年2月26日号
■ハイパフォーマンスモデルが初公開
●ここがポイント
・LBXにGRヤリスのパワートレーンを搭載
・ハイパフォーマンスをレクサスクォリティで楽しめる
・インテリアはレクサスらしい上質な仕上げ
2023年11月9日に登場したレクサスのコンパクトSUV「LBX」。当初よりハイパフォーマンスモデルの追加がアナウンスされていたが、今回東京オートサロンの場で公開された「MORIZO RR CONCEPT」が、それだ。
今回はあくまでも「モリゾウの愛車」という出展コンセプトに沿ったネーミングで、「RR」とはモリゾウが活動する「ルーキーレーシング」の頭文字。
……ということで、フロントグリルやブレーキキャリパー、シートベルトなどにモリゾウのシグネチャーカラーのイエローをあしらっているのがデザインのポイント。
モータースポーツに直結するイメージのGRシリーズとは対照的に、レクサスのハイパフォーマンスSUVとして、オシャレな佇まいを演出している。
■高い走行性能を持ちつつ上質さも維持
パワートレーンはGRヤリスに搭載される直列3気筒の1618ccターボ+電子制御フルタイム4WD。最高出力304ps/6500rpm、最大トルク40.8kgm/3250~4600rpmのパワースペックは先日発表された進化版GRヤリスと同一。
また、今回の展示車には、これまたGRヤリスにも新たに搭載された、新開発の8速ATが組み合わされていたが、開発陣に話を聞くと、6速MTも同時並行して開発しているということだ。
開発を担当する遠藤邦彦チーフエンジニアは、「同じトヨタ自動車の社内ではありますが、レクサスとGRが共同で開発するのはこれが初めて。GRの技術を活かしながら、レクサス車としての上質感とパフォーマンスを作り上げていくことで、お互いの知見がより深まりました」と言う。
GRヤリスやGRカローラはモータースポーツを前提としたモデル。豪快で荒っぽさを感じる走りっぷりもまた魅力となるが、レクサスブランドでは高い走行性能を上質に味わえることが求められ、それを重視したという。
全長4190mm、全幅1845mm、全高1535mm。20mmワイド化された全幅によって235/45R19タイヤを装着。サスペンションや車体はしっかりと強化され、ハイレベルの走りを演出する。発売は来春の予定。
●レクサスLBX MORIZO RR CONCEPT主要諸元
・全長:4190mm
・全幅:1845mm
・全高:1535mm
・エンジン:直列3気筒DOHCターボ
・総排気量:1618cc
・最高出力:304ps/6500rpm
・最大トルク:40.8kgm/3250-4600rpm
・トランスミッション:8AT
・駆動方式:電子制御フルタイム4WD
・サスペンション:F/ストラット R/ダブルウィッシュボーン
・タイヤサイズ:235/45R19
コメント
コメントの使い方