■外観イメージに似つかわしくない圧倒的加速!
さて、実際に試乗してみたのだが、アクセルをひと踏みした瞬間、猛烈な加速感が味わえるのはまさにジェットコースター感覚。だが、それに比べてストッピングパワーが少々プアに感じられた。
智己汽車の同車Webサイトを見ると、イメージショットにはエレガントで美しい女性がLS6の運転席に収まっているシーンが出てくる。こうしたイメージを受けてなのか、中国国内では比較的若い年代主婦が運転することも多いというが、「このままでホントに大丈夫なのだろうか?」と思ってしまった。
それはLS6の加速感があまりにも強烈だったからだ。ファミリーカーとしても扱われるモデルのそれと考えると明らかに過剰なように思える。
また、LS6のステアリング形状はレクサスRZステア・バイ・ワイヤーモデルの異形ステアリングにも似た形状だが、直進時はまだしもバック時やステアリングを切って曲がる際にはただひたすら運転しづらいという印象しかなかった。
現地メディア関係者に聞いたところ、どうもLS6はテスラモデル3の売れっぷりを見てメーカーが開発期間を当初よりも短めにして市場に投入してきたのだとか。
煮詰めが甘い部分があったのはメーカーサイドも認識しているらしく、今後改良されていくというのだが、この加速感はR35GT-Rの初期モデル以上。どこまで改善されていくのか、注目しておきたい。
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