新明和工業と東邦車輛はGVW36トン車級「土砂運搬ダンプセミトレーラ」の新モデルを共同開発し、2025年4月25日に発売した。軽量化で最大積載量27トン以上での登録を可能としているのが主な特徴だ。
ボディの軽量化で最大積載量27トン以上での登録を可能に！
新モデルは、ボディのスチフナ（縦リブ補強）を効率的に配置したハーフパイプ形状ボディの採用により軽量化を実現し、最大積載量27トン以上での登録を可能とした。
トレーラシャシーはグループ企業のトレーラメーカー・東邦車輛が開発した段付き構造の専用フレームを採用することで従来比90mmの低床化を実現。
これにより大型ダンプと同等の床面地上高を実現し、積み込み作業性がアップ。低重心化により走行安定性も向上した。
ダンプ装置はトレーラ専用の高性能なホイストメカ（リンク式）を搭載し。スピーディなダンプ作業を実現した。
ホイールベース3200mmのトラクタとの組み合わせで連結全長12m以下も可能で、空車時の特殊車両通行許可申請が不要となり、通行経路の選択肢も拡大した。
このほか、安全棒、各軸部へのグリスアップを容易にする集中給脂装置、新明和オリジナルのデジタル自重計、後退灯・後部反射器一体型テールランプなどを標準装備する。
●主要スペック
適用シャシー：GVW36トン車級3軸セミトレーラ（東邦車輛製TF36H2C3）
架装型式：TSD275-0
荷台内法長：7800mm
荷台内法幅：2200mm
荷台内法高：約1050mm
荷台容積：約17.6立方メートル
最大積載量：約27600kg（仕様により異なる）
