サービスの仕組み
ボルボ・トラックスは世界中の充電施設の運営者と緊密に連携しており、充電ネットワークを可能な限り早く、かつシームレスに拡大しようとしている。
また、ボルボ・トラックスが所属するボルボグループは、「マイレンス」社を通じて充電インフラの開発も行なっている。同社は商用車の世界3大グループであるボルボ、ダイムラー、トレイトンの3社が設立した合弁会社だ。
同社のもと、少なくとも1700のハイパフォーマンスかつグリーンエネルギーの充電施設が欧州全域の高速道路とその周辺、および物流ハブ近くに設置される予定となっている。自動車メーカーが行なう事業ではあるが、そのインフラはブランドを限定せず、全ての電動の大型車の充電に対応する予定だ。
ボルボ・トラックスが新たに開始する充電サービスの概要は次の通りだ。
●充電サービスはボルボ・トラックスのデジタルサービスの窓口となる「ボルボ・コネクト」の一部として提供する
●充電に対する料金の支払いは、ボルボ・コネクトとモバイルアプリを通じて可能。施設が利用可能なら電子地図に充電ステーションが表示され、近い将来には充電時間の予約も可能になる予定
●ステーションに到着したら、カードもしくはモバイルアプリで本人確認を行なったのち、充電を開始する
●利用者には取引をまとめたインボイス(請求書)が発行されるので、受け取る
なお、ボルボの充電サービスの第一弾は、スウェーデンのガソリンスタンド大手、OKQ8が運営する29の充電ステーションでシームレスに提供を開始することになっている。
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