日野「デュトロ」のフロントフェイスが微妙に変わった! トヨタ向けOEM車「ダイナ」とともに一部改良

カタログにJH25モード燃費値を記載

トヨタ・ダイナ。写真は、標準キャブ・標準デッキ・フルジャストロー・150PSエンジン・6速M/T・Sパッケージ装着車・2トン積・メーカー標準平ボディ完成車。シャシー仕様名は日野と異なるが、標準長ボディ・全低床に相当する
トヨタ・ダイナ。写真は、標準キャブ・標準デッキ・フルジャストロー・150PSエンジン・6速M/T・Sパッケージ装着車・2トン積・メーカー標準平ボディ完成車。シャシー仕様名は日野と異なるが、標準長ボディ・全低床に相当する

 改良に併せて、2025年度重量車燃費基準(JH25モード)の測定方法による燃費値が公表され、製品カタログなどへの表記をはじめた。

 デュトロ/ダイナの積載量2トン系はクラスで唯一、アドブルー(尿素水溶水)不使用で現行排ガス規制をクリアしているが、そのかわりNOx選択還元触媒(SCR)の還元剤として、燃料(軽油)を流用するHC-SCRを装備したため、同級車よりも軽油の消費量がやや多い。

 その影響から、従来のJH15モード燃費値では基準値達成または未達の車型が多かったものの、JH25モード燃費では全車型が基準値未達となった。一方、同じ車型(メーカー標準平ボディ完成車)同士でJH25モードとJH15モードの燃費値を比較すると、よりリアルワールドに近いとされるJH25モードで、大半の車型が好転する数値となっている。

 なお、トヨタ・ダイナは、エンブレムが異なるのみのバッジエンジニアリング車ではあるが、メーカー完成車(TECS)ラインナップはトヨタ独自の展開となっている。また、細部の仕様には異なる点もあり、例えば標準装備の助手席側サイドミラー仕様は、デュトロが電動格納式、ダイナが手動格納式となる。とはいえメーカーオプションの選択により、ダイナでも電格式とすることが可能だ。

【画像ギャラリー】日野・デュトロ改良モデル(2023年型)の新たなるディテール(9枚)画像ギャラリー

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