待望の8代目ゴルフが日本発売となった。見た目は先代とあまり代わり映えしないが、中身は全車電動化と、きっちり環境対策を実施している。ところでゴルフが日本で長年愛される理由は何だろう?
6月に発売された8代目の新型ゴルフ。ひと目でゴルフだ! とわかるデザインだ。1Lと1.5Lともマイルドハイブリッドとの組み合わせで環境性も申し分ない
初代ゴルフの出来は世界を驚愕させた。その結果、大衆車(ファミリーカー)のベンチマークとなり現在に至る。徳大寺先生の評論もこのゴルフとの出会いが原点となって、日本車を叱咤激励し続けた
ゴルフをさかのぼればビートルとなる。シンプルで安価であるコンセプトはゴルフに受け継がれた。ドイツではゴルフにバトンタッチ後も、ブラジルなどでは2003年まで生産を継続! 累計2153万台と驚異の生産台数を記録した
7代目の登場は2013年。当初は輸入車No.1の地位をキープしたが、ミニ、ベンツ、BMWもこのクラスで存在感を示すようになり、次第に後退。最終年となった2020年度はT-Crossにも抜かれた
本国の発表より1年半遅れで日本で発売された新型ゴルフ。全車マイルドハイブリッドとなったが、扱いやすさを重視した1Lモデルが好バランス! 再び輸入車のトップに返り咲くのかに注目!!
2代目は初代の正常進化版として登場。日本へ右ハンドル車が導入の際に、ワイパーの向きが左ハンドル仕様のまま、またGTIの4灯ヘッドライトの内側が点灯しない(法規不適合)など、若干荒っぽさもあった
3代目は現在までにつながるデザインをまとって登場! 欧州COTYも受賞するなどゴルフ盤石の基礎となったクルマだ
5代目は、モデル途中よりTSI(小排気量+過給機)やDCT(ダブルクラッチトランスミッション)が採用され、環境と走りを両立させる試みがあったモデルだ。現行8代目はこの技術を進化させつつ、マイルドハイブリッド化された