マツダSUVに「新星」 新型CX-50世界初公開! 注目の正体とトヨタとの関係は?

日本では売らない? CX-50投入に見えたマツダの「狙い」

写真はトヨタのカローラクロス。ハイブリッドはWLTCモード燃費26.2km/Lをマーク
写真はトヨタのカローラクロス。ハイブリッドはWLTCモード燃費26.2km/Lをマーク

 新型CX-50の主要導入市場は米国。10月のSUV拡充計画発表時から、日本は導入地域に入っていなかったが、この点、マツダ広報部に改めて確認すると「CX-50を日本に導入する予定はありません」とのこと。

 たしかに、日本ではCX-3、CX-5、CX-30、さらにはMX-30もあり、この新型CX-50を投入する必要性は薄いように思える。ではマツダがCX-50を登場させた狙いとは何か?

 これについては、米国マツダのジェフリー・エイチ・ガイトン社長が「CX-50 は、お客さまがアウトドア体験を思う存分楽しんでいただけるようオフロード性能や使い勝手を高めています」とコメントしているように、ひとつはオフロード性能を筆頭とするSUVらしさを求める米国のユーザーニーズがあるだろう。

 一方で、昨今の情勢から環境性能の高い電動化モデル投入は待ったなし。先に触れたとおり、トヨタとの合弁メリットを活かすなら、同社の技術を使ったハイブリッドの投入も当然考えられ、マツダにとってそれは大きなメリットとなるだろう。

 現時点で価格やサイズなど詳細は未発表ながら、マツダが相次いで投入する新型SUV群の第一弾となるだけに、CX-50の今後の動きに大いに期待したい。

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