トヨタ2000GTが20台!! 50周年記念イベントでMEGA WEBに集合

トヨタ2000GTが20台!! 50周年記念イベントでMEGA WEBに集合

 日本の至宝、トヨタ2000GT。誕生したのは1967年5月なので、すでに50年が経っていることになります。

 このたび誕生50周年を迎えたことで、東京お台場にあるMEGA WEBにて記念イベントが開催されました。本記事ではその模様をお伝えいたします。

 動画もありまして、街中で動いている2000GTの姿や音など、なかなか貴重だったりもします。

文:ベストカー編集部


■総生産台数はわずか320台

 日本国内での販売は前期型が110台、1969年8月のマイチェン以降の後期型が108台で218台。このほか海外向けに102台が輸出されており、合計320台が市販向けに生産されたとされている。

 これ以外にレース仕様や試作、テスト車両などが十数台生産されているが、いずれにせよ超希少車。

 1967年デビュー時の価格は238万円。これは当時のクラウン2台分といわれる高額車。現代の感覚ではレクサスLCよりも高価な、まさに雲の上の存在だったクルマ。

 そんな2000GTが、誕生50周年を記念するオーナーズクラブの主催によるイベントで東京有明のMEGA WEBに20台が集結。最近ではなかなか2000GTを見る機会もないので、大量に集まった2000GTの姿に圧倒される。

 でも、今の感覚で見ると、2000GTってものすごくコンパクト。

ズラッと並ぶトヨタ2000GT。壮観だし圧巻
 
ズラッと並ぶトヨタ2000GT。壮観だし圧巻  

・全長:4175mm

・全幅:1600mm

・全高:1160mm

・ホイールベース:2330mm

 全幅なんて余裕で5ナンバー枠に収まっちゃうサイズだし、全高1160mmというのはとにかく低い。2000GTを見た後にトヨタ86を見ると、妙にボテッと見えるほど。車重は1120kgしかない。

 そんな貴重な2000GTに乗る機会ってのは、クルマ雑誌の製作という仕事をしてしてもなかなかあるものではない。なにしろ、現車がとてつもなく少ないところに持ってきて、あまりに貴重なクルマだから、触ることすら躊躇してしまう。

 でもオーナーズクラブの皆さんは太っ腹だ!! 「どうぞどうぞ」と助手席に招いてくれたのだ。その様子は動画を見ていただくのがいいだろう。とにかく楽しい時間でありました!!

かつてトヨタのワークスドライバーとして2000GTで谷田部の最高速世界記録チャレンジなどに挑んだ津々見友彦さんも参加
 
かつてトヨタのワークスドライバーとして2000GTで谷田部の最高速世界記録チャレンジなどに挑んだ津々見友彦さんも参加  

・エンジン:直列6気筒DOHC

・排気量:1988cc

・最高出力:150ps/6600rpm

・最大トルク:18.0kgm/5000rpm

・トランスミッション:5MT

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