ホームセンターなどで大きな資材を買ったときに貸し出してくれる軽トラック。たまに乗ってみると凄く便利だし、シンプルな構造に胸躍る瞬間があります。
心配だった安全性も自動ブレーキが装備されるなど、著しい進歩もあり積極的に選択できる「相棒」となってきました。
仕事車だけではもったいない!! 軽トラック生活はじめませんか?
文:国沢光宏/写真:ベストカー編集部
ベストカー2018年10月10日号
■安全性も充実で普段のアシとして活躍間違いなし!!
一家に1台持っていると便利なのが軽トラックである。とにかく使える! 思い浮かぶメリットを挙げてみる。
1)家族の誰かが自転車で外出して雨に降られた時は、軽トラックなら荷台にポンと載せて帰ってこられる
2)多少かさばる買い物をした時だって”ほぼ”どんな荷物も運べる
3)渋滞する観光地に行く場合、自転車2台かスクーター2台積んでいけば、現地での足に困らない
4)もちろん小回り効くため、足として使うなら最強といった具合。しかも自動車税年額5000円。経済的な負担も少ない
私は2000年式のサンバーを持っている。走行距離少ないため機械的な問題まったくないものの、義父と一緒に使っているので、やはり自動ブレーキ付きが安心。
長らく待っていたのだった。やっとダイハツがハイゼットに歩行者まで検知可能なステレオカメラ式を採用してきたのである。
迷わず買い換えることにした次第。同じクルマをスバルとトヨタでも扱ってます。こらもうお好みのメーカーを選べばいい。
ということでカタログ見たら、何と! 買おうと思っていたビッグキャビン(シート背後に荷物を置くスペースあるタイプ)がピクシス(トヨタ)にゃ存在しない。
標準キャビンだとふたり乗ったら荷物を置く場所なく、リクライニングに制限あるため、身長183㎝の私だと辛い。これでピクシスは断念。
ハイゼットかサンバーということになるが、やはりサンバー乗りとしちゃスバルでしょう。かくして希少車(?)であるサンバーに決定。
■最近の軽トラックはLEDヘッドライトなども装備
スペックをチェックして驚く! 軽トラックといえどもロー&ハイビームともにLEDヘッドライトが標準。
そればかりかフォグまでLEDだったりして。フロントガラスだってUVカットだけでなく、IR(赤外線吸収)ときた。
安全装備だって前述の自動ブレーキだけでなく、横滑り防止装置や助手席エアバッグまで付く。
電波式リモコンキーやパワーウィンドウが標準で装備され、外観はボディ同色ドアミラーにメッキグリルときた。で、116万1000円。
テッチンのホイールをカッコいいアルミに換え、軽トラックのドレスアップで定番となったトーヨーのオープンカントリー(ゴツゴツしたオフロードタイヤ。20㎜くらい車高上げたら一段と見栄えよくなる)に交換。
補助灯でも付けてやると、妙に存在感ある軽トラックになるから面白い。リアにパリダカのトラック風にBOXを積んだり、ロールケージなど組むと達人の相棒としてふさわしくなります。ダンパーはネオチューンして乗り心地を大幅に改善したい。
興味深いことに軽トラも希望ナンバーや、オリンピック記念の白ナンバーが選べる。仕上げは白ナンバー。
駐車場所さえあれば、自動車税の年額5000円と、2年に1度の車検も自分で受けると自賠責に重量税込みで3万6000円程度。
任意保険だって年額2万円も出せば余裕。メンテナンスコストだってかからず、余裕で15年くらい使えることを考えたら、自転車やバイク代わりに1台持っておくのも悪くない。
【編集部まとめ:主要軽トラックの価格】
軽トラックにはいろいろな特徴があるものも多い。かつてのスバル・サンバーはリアエンジン・後輪駆動のRRで「農道のポルシェ」なんて例えられた。
OEMを除けばダイハツハイゼット、スズキキャリイ、ホンダアクティが日本の軽トラックのメインラインアップになる。
安全装備なども少しずつではあるが充実してきており、趣味の1台としても愛用できそうだ。以下に主な車種の価格を紹介する(農業仕様を除く4WD/MT車)。
・ダイハツハイゼットトラックジャンボSA III t:130万1400円
・ダイハツハイゼットトラック スタンダードSA III t:103万6800円
・スズキスーパーキャリイL:112万3200円
・スズキキャリイKC:99万3600円
・ホンダアクティ TOWN:98万9280円
(参考)N-VAN L HONDA SENSING:145万440円
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