ラッピングバス2014最新トレンド~話題のアニメや人物が次々に登場~

ラッピングバス2014最新トレンド~話題のアニメや人物が次々に登場~

エヴァンゲリオン新劇場版キャラをラッピングした2号機。

2号機デザイン

 今年4月28日から小田急箱根高速バスで、アニメ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』のキャラクターをラッピングした「エヴァンゲリオンラッピングバス2号機」の運行が同社箱根線と羽田線で開始された。

 このバス、’12年10月からすでに運行されている「エヴァンゲリオンラッピングバス1号機」が好評だったことを受けた第2弾で、今回の2号機も同社営業部によると、「まだ始まったばかりですが評判は上々です」とのこと。

【そもそもラッピングバスとは・・・】

 あらかじめ広告を印刷したラッピングフィルムをバスの車体に貼り付けるラッピング広告を施されたバスのことを指す。それまでにもペンキ塗装などによるバスの車体を使った広告はあったが、この「ラッピングバス」という名称が一般的になったのは’00年4月頃。当時の石原慎太郎東京都知事の発案で東京の都営バスに登場した時にこの名称が広まった。

 これがきっかけでそれまでバスの全面広告がなかった地方にも普及し始め、日本各地で見られるようになっていったワケだ。ラッピングバスは基本的に一般路線バスに広告を貼り付けるケースが大半で、一部では高速バス、観光バス、コミュニティバスなどにも採用されているほか、宣伝用として乗客を乗せずに繁華街を巡回するようなバスもいくつか見られる。

 ちなみにバス会社では、回送中や営業走行中の故障などのトラブル対策として「予備車」として営業所に待機させているのだが、このラッピングバスは広告主に配慮して原則、予備車にはならないのだそうだ。まあ、走るだけで広告になるワケですからね。

 ということで全国のラッピングバスを調べてみると、

 まず北海道浜中町では漫画『ルパン三世』の原作者、モンキー・パンチ氏が同町出身であることから始めた町おこしによるルパン三世のラッピングバスが’12年4月からくしろバスで運行中だ。

 また、埼玉県飯能市を舞台にしたアニメ『ヤマノススメ』のラッピングバスが今年3月から国際興業バスで運行を開始。

 さらに城崎温泉が「ミシュラン・グリーンガイド」に二つ★で掲載されたのを受け、
昨年7月から兵庫県の全但バスがラッピングバス、「ミシュラン・グリーンライナー号」を城崎温泉~大阪阪急三番街間で運行中。

 そのほかにもさまざまなラッピングバスが街中を走っているので見かけたら要チェックだ!

※ちなみに、都バスの場合、フルラッピングの広告料金は最高ランクの渋谷営業所で1カ月43万2000円、半年216万円、1年432万円。 逆に最低ランクの青梅営業所だと1カ月6万4800円、半年32万4000円、1年64万8000円となる。

次ページは : 【そのほかの全国のラッピングバス図鑑】

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