BMWファンがガソリン直6こそがBMWの真骨頂と賞するが、そんなことはない。どんなエンジンでも、機械としての魅力を放つのがBMWエンジンの素晴らしいところ。
ディーゼルエンジンのよさを表す言葉として「ガソリンエンジン並み」という表現が使われることがあるが、118dのエンジンはガソリンと並べて比べるべきではなく、小排気量ディーゼルとしての素質の高さを絶対値で語るべき貴重な存在だと言える。
フラットに発生するトルクと8速ATとのマッチングはよく、シームレスにシフトアップし加速していく。シフトアップ時の加速の落ち込みやショックがないのは、ミッション側の反応速度のよさだけではなく、エンジン特性がフラットトルクでなおかつ制御がいいからにほかならない。
ディーゼルの太いトルクを生かしたロングツーリングでイージーさを披露するだけでなく、BMWのFRらしいシャープなハンドリングも楽しめるのが118dだ。
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