「これは珍なり」の担当になって1年少々、いろいろなモノ、人物を皆さんにご紹介してきた(ちょっと遠い目)。
そのなかでラジコンカーは2回目。以前はFPVというカメラ内蔵のラジコンだったが、今回はエンジンで動くラジコンを紹介しよう。
今回紹介するモデルがすごいのは自動車用のガソリンを使えちゃうってところ。一般的にラジコンの燃料は、グロー燃料といってメチルアルコールに潤滑油や添加剤を足したものを使う。しかし今回のモデルはレギュラーガソリンでOKというのだ。
さらにすごいことにそのラジコンをタイヤにいたるまで開発しているのが、セキュリティ機器を開発している会社だということ。これはヒジョーに珍なり。
今回紹介するラジコン「スケールスポーツ」はなんと1/5スケール。5mの全長のクルマならラジコンで1mもあるということ。デカイ。
しかも実車と同じくレギュラーガソリンで動くんだからきっと凄い実力の持ち主なはず。開発、製造をしている(株)三矢研究所に聞いてみた。
実車メーカーも開発に参加!?
「このラジコンカーは〝スケールスポーツ〟というカテゴリーです。製品名は〝524R〟です。じつは2005年の発売なのでかれこれ11年目ということになります」
なんだって〜!! いやはや、そんな昔からあったとは。しかもエンジンにはかなりのこだわりを持っているそう。
「エンジンは自動車メーカーも含めて数社に声をかけましたが、唯一前向きな返事をくれたのがスバルの系列会社の富士ロビン(株)【現:(株)マキタ沼津】でした。しかもラジコンに載せられる4ストロークエンジンがあるというんです」
これには全国のスバリストは大歓喜(たぶん)。4ストロークエンジンの「524R」の燃料はレギュラーガソリンでOK。音も静かで、アイドリングも安定するというのが大きなポイント。
さらにスペックも凄まじくOHVの25㏄で最高回転数は1万1000rpm!! スペックは1.1㎰/7000rpmとのこと。
モデルの大きさはおおよそ全長700×全幅400×全高230㎜というビッグサイズ。重量は約10㎏もあるにもかかわらず、最高速度は60㎞/hも出ちゃう。お値段はフルキットで約22万円。お高い。
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