2022年11月17日、日本自動車工業会はオンライン会見を実施し、そこで豊田章男会長より、2023年秋に4年ぶり(2021年はコロナ禍で中止)に開催を予定している東京モーターショーの名称を、「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)」とすることが発表された。詳細な日時や場所、構想に関しては、明日の自工会会見で発表予定。
文/ベストカーWeb編集部、写真/日本自動車工業会
■4年ぶりの開催は「インダストリー(製造業)」だけでなく
「前回(2019年)の東京モーターショーで、自動車関連企業が本気を出せば、100万人以上のお客さんを集めることができるという強い手ごたえを感じた。日本は大型、軽自動車、二輪と揃っている特別な国であり、それが一同に集まる機会。モビリティを通して日本を元気にしたいという思いでやっていきます」
日本自動車工業会の豊田章男会長(トヨタ自動車社長)は、今回の新名称発表にあたり、そのような思いを語った。
2021年の東京モーターショーが新型感染症流行拡大のため中止となり、2023年は4年ぶりの開催となる。全産業一丸体制で臨むことから、2022年5月には「JAPANオールインダストリーショー」という名称を発表したばかりだったが、その半年後に再改名することになったわけだ。
今回の「ジャパンモビリティショー」への再改名の狙いを分析すると、「モビリティ」の未来は「インダストリ―(=製造業)」関連企業のみが参画するわけではない、というところが大きいと見た。ソフトウェアや情報通信技術、サービスを含めた全方向の参加と発展こそが、「日本のモビリティ」を導く、「そのための【ジャパンモビリティショー】への改名」ということだろう。
おそらく約1年後に開催される東京モーターショー…改め「ジャパンモビリティショー」、どんな祭典になるかいまから楽しみであり、おそらく高い確率で「これ」はお客さん気分だけでなく、今この原稿を書いている我々や、読んでいる皆さんにも大きく携わる(そのほうがずっと面白い)「お祭り」になるのではないかと考えます。
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