愛車を快適かつ安全に使う上で、もはや必須の装備となったドラレコやカーナビ。しかし、クルマによって純正以外のカーナビが使えないなど、制約が増えてきている。
そんなユーザーにとって、パイオニアから新発売となった「NP1」は注目の製品だ。通信機能を備え、ドラレコやカーナビなど様々な機能を併せ持っている。
これまでになかった新発想の製品をご紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/パイオニア
■会話による道路案内「スマート音声ナビ」
パイオニアNP1の外観は前後にカメラを備え、さらに背面側のカメラの横にスピーカーとマイクがついたドライブレコーダーに似たもので、取り付け位置もフロントウインドウ上部となる。しかし、その機能は多彩だ。
画面を待たないNP1だが、音声による会話をベースとしたカーナビ機能が利用できる。「スマート音声ナビ」と名付けられた機能で、目的地の検索から案内、運転中のルート確認まですべて音声で利用することができる。その間NP1を直接操作する必要がないので、ドライバーも安心して利用できる。
曲がるタイミングは距離ではなく、コンビニや信号といった目立つ目標物で説明してくれるので、助手席から同乗者が案内してくれるようなわかりやすさだ。 「NP1」と話しかけることで、様々な機能が利用できる。途中の立ち寄り地点の追加や、心配になったときは現在走行中の道路名などを教えてもらえるのだ。
途中で食事や買い物が必要なときは、人気の店を探すことができる。グルメサービス「Retty」と連携しているので、エリアで評価の高い店舗の絞り込みができる。
ルート探索機能は強力だ。パイオニアカロッツェリアサイバーナビに搭載されている「スーパールート探索」と同様に、通信を利用したリアルタイム交通情報と蓄積された膨大なプローブデータを利用して最適なルート検索を実現している。複数の車線がある国道などでも、車線情報を教えてくれるので、交差点であわてることはない。
曜日や時間によって変動する高速料金も考慮して、最適なルート提案が可能だ。また学習機能によって、そのドライバーが好む走りやすいルートを提案することができる。
目的地に近づくと、自動的に周囲の駐車場を提案してくれる。その際に駐車場の空き情報も知らせてくれるのが便利だ。通信ナビなので、地図は常に最新なのも心強い。
自車位置はGPS/GLONASS/GALLILEO/みちびきの衛星測位システムと6軸のモーションセンサーに加えて、通信によるAssisted-GPS技術を利用しているので、極めて正確だ。
スマホアプリの「My NP1」と連携するので、走行中のマップ画面をこちらで確認することができるのも便利だ。
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