今年5月に福島県のエビスサーキットで開催されたフォーミュラドリフトジャパン第2戦を圧勝したWRCチャンピオンのカッレ・ロバンペラ選手が10月7~8日岡山国際サーキットに再び降臨。オーラマシマシで登場したロバンペラ選手の走りは、練習日から神がかっていた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:西尾タクト
■次元違う迫力!! ロバンペラはドリフトでも神がかっていた
10月1日に23歳になったばかりのWRC世界チャンピオンは、忙しい日程を割いて来日。再び「Red Bull GR COROLLA」を駆り、フォーミュラドリフトジャパンに登場する。
その練習走行がすごい! 本番かと思うようなキレッキレに攻めたドリフトは、次元が違うと見るものに思わせる。スピードも姿勢もサウンドもすべてがカンペキすぎる!
ロバンペラ選手はWRCに加えて、欧州のドリフトの最高峰「ドリフトマスターズ選手権」にも出場している猛者。
「ラリーもドリフトも大好きさ!」と本人が語るように、どうして速い? とかなぜドリフトがうまい? は彼にとっては愚問に違いなく、ただクルマを操ることを楽しめばいいんだ! と涼しげに答えるだろう。
■GRカローラが1000馬力!? モンスターマシンすぎるゼ
彼のチームは「KR69 CUSCO Racing」。KRはカッレ・ロバンペラで69はWRCのカーナンバー。
本来はWRCのチャンピオンナンバーである1を選ぶところ、あえて69のままなのは1よりかっこいいからという理由。このエピソードだけでもかっこいいじゃないか!
CUSCO Racingとあるように株式会社キャロッセのワークスチームからの参戦となり、車両製作はCUSCOが行い、BRIDEやエンドレス、HKS、フジツボ、小倉クラッチ、Moty’sなどNAPAC(日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会)加盟各社がサポートするという体制が取られる。
もちろんTGRやヨコハマタイヤも協力していて最強のドライバーにふさわしい最強のドリフト車を作ろうと結集したといえばわかりやすいかもしれない。
GRカローラとはいえ、エンジンは2JZ‐GTEに換装されHKSのキットで3.4Lにボアアップ。軽く1000馬力は出ているというから怪物マシンだ。
エビス戦との違いは本人の希望によってタービンをワンサイズ落としてレスポンス重視にしたこと。
練習走行では「マッチベター!」と本人が語るように、フィーリングがよかったようだ。
岡山国際サーキットに場所を移しても、フロントの足回りのアジャストだけで完璧な走りを見せ、キャロッセの長瀬努社長も「すごいよ!」と舌を巻く。
10月8日はGRヤリスRally1で勝田貴元選手がデモランを披露するとのことで、岡山国際サーキットはかつてないほどヒートアップすること間違いなし。現地に行けない方にはライブストリーム配信もあるから存分に楽しんでほしい。
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