■それで「LFA2」ってどんなクルマになるのか
LFAの初代モデルが500台の限定生産で3750万円だったのに対し、LFA2はおそらく2500〜3000万円くらいの設定となりそう。このLFA2の最高出力は700馬力前後とも言われ、ガソリンエンジン車として最強の部類のパワーを狙うらしい。
いっぽうのLexus Electrified Sportはかなり先(2030年以降)に登場するスーパースポーツということになり、それはそれで楽しみでもある。
このLexus Electrified Sportの公表されているデータは少なく、1−100km/hの加速は2秒台前半、航続距離は700kmという程度。しかしこの加速力は現行GT-R並み。というか、現在のスーパースポーツと同等のパフォーマンスとなる。
全固体電池の開発状況にもよるが、軽量な全固体電池の採用となれば、性能と航続距離というEVの相反する弱点を克服することにもなり、極めて高性能なスーパースポーツが誕生することになるだろう。
今回GRに詳しい関係者の取材の中に重要な情報があった。
というのも2025年に登場するLFA2のデザインは、このLexus Electrified Sportのフロント部分が酷似しているということだった。トヨタは今回の発表に合わせ、相当数のプロトタイプと、デザインスタディモデルを急遽作ったという。
もちろん、まったく新しく根拠のないデザインではなく、トヨタやレクサスの未来を反映したものであることは間違いない。そうした中で、2025年くらいに予定されるLFA2のデザインを一部採用したということは十分考えられる。
Lexus Electrified Sportがこのままのデザインで出るかといれば、まだまだ変わることはある、ということになるが、その前にこのイメージを持ったLFA後継車が誕生するだろうということを伝えておきたい。
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