2022年9月頃からジムニーシエラ5ドアの覆面走行テスト車が、インドのツィッターやインスタグラムでアップされてきたが、この12月、ついに擬装なしの写真がリークされたのだ。
待ちに待ったその姿は、ベストカーが制作したCGイラストとほぼ同じだった!
文/ベストカーWeb
写真/ベストカー、ベストカーWeb
■インドで1月13日世界初公開 日本発表は早ければ2023年秋か
2018年7月の発売直後から、ジムニーシエラに5ドアの計画があることを伝えてきたベストカーだが、あれから4年経っても5ドアは出てこない。
しかし、2022年9月頃からカモフラージュされた覆面テスト車がインドで撮影され、ツィッターやインスタグラムで公開されていた。
そしてこの12月、ついにカモフラージュなしのジムニーシエラ5ドアの写真が捉えられたのだ。
3ドアにも設定されているキネティックイエローボディの後ろ姿だったが、まぎれもなく5ドアボディで、リアドア後ろの長方形のリアクォーターウインドウの大きさなど、ベストカーが制作したCGイラストとほぼ同じでドンピシャ。ただし、リアドアの窓サイドウインドウは2分割(2:1)されており、ルーフのカラーはボディ同色となっていた。
現地メディアの報道によると、テレビコマーシャル撮影のために公道を走っていたとみられる。その写真は出元がわからず著作権の関係もあり、ここに掲載することは難しいので、「AUTOCAR INDIA」や「RUSHLANE」のサイトを検索して見ていただきたい。
ではいつ発表なのか? 現地メディアは、2023年1月13日、インドのオートEXPOで世界初公開、と報じている。
さらに、インドの公道でテスト走行していた新型ジムニー覆面テスト車が日本に向けて船積みされたという情報もあり、まさかと思うが、インドのオートEXPOと同じ1月13日から開催される東京オートサロンで公開というサプライズもありえる。
■ホイールベースを300mm延長! パワートレインはどうなる?
続いて、世界初公開まで1ヵ月をきった今、いまわかっている新型ジムニーシエラの情報をお伝えしていこう。
ボディサイズは、これまでベストカーが入手している情報では、ジムニーシエラ3ドアのホイールベースを300mm延長して2550mmとし、全長3850×全幅1645×1730mmになる見込み。もちろん300mm延長した部分は後席空間に充てられる。
2列目の新設計されたドアは、ジムニーのボクシーなスタイルや大型フェンダーと巧く調和しており、太いピラーと小さめのリアクォーターウインドウは、ジムニーシエラ5ドアの特徴だ。
リア回りはヒンジが露出した横開き式のリアゲート&バンパー、テールランプ、ブラックカバーのドアマウント・スペアタイヤなどは、3ドアを踏襲している。
写真が撮影されたマルチスズキ製ジムニーシエラ5ドアのパワートレインは、K15B型1.5リッターで4速ATおよび5速MTを設定し、4WDはスズキのAllgripe Pro 4WDが標準装備、と現地メディアは伝えている。
ただし、日本仕様の新型ジムニーシエラ5ドアには、1.5Lのストロングハイブリッドになる方向で進んでいるとのこと。このエンジンは、K15C型直列4気筒1.5L、 NAデュアルジェットエンジンで、エンジンが101ps/13.5kgm、モーターが33.4ps/6.1kgmを発生する。
新型ジムニーシエラ5ドアは、2023年第一四半期、マルチ・スズキ・インディア社のグルガオン工場で生産開始され、インド市場には2023年半ばに投入される予定。
では、日本発売はいつになるのか? 日本仕様のジムニーシエラ5ドアの生産は、当然インドのグルガオン工場ではなく静岡湖西工場となるが、納期が遅延しているジムニー3ドア&ジムニーシエラの生産優先となるため、早くても2023年秋、遅くとも2024年春の発表・発売となる可能性が高い。価格はシエラ3ドアより約30万円高い230万円程度と予想する。
世界初公開まであと少し。日本発売まで、あと1年あまり。続報が入り次第お届けしていくのでお楽しみに!
●ジムニーシエラ5ドア予想スペック
・全長×全幅×全高:3850×1645×1730mm
・ホイールベース:2550mm
・車両重量:1150kg
・エンジン:1.5L、直4+モーター
・エンジン最高出力/最大トルク:101ps/13.5kgm
・モーター最高出力/最大トルク:33.4ps/6.1kgm
・トランスミッション:6AGS
・駆動方式:4WD
・予想価格:230万円
・予想登場時期:2023年秋
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