■クロスオーバーSUVらしいエクステリアで登場!
すでにレヴォーグレイバックはテスト車両の目撃情報が相次いでおり、擬装が施された状態でも現行型レヴォーグにはないデザインのアルミホイールや前後フェンダーに装着されているブラックのクラッディングなども確認されている。
レヴォーグレイバックは、スバルSUVのフラッグシップであるレガシィアウトバックと中核SUVのフォレスターとの間を埋める存在として登場することになる。そもそも、レヴォーグにクロスオーバーモデルを追加するきっかけとなったのは何だったのか。
スバルはSUVラインナップを強化しており、2018年7月に発表されている同社の中期経営計画「STEP」でも触れられている。具体的には2018年から2025年にかけてSUVモデルのラインナップ強化とバリエーションの充実が掲げられていた。
そして今回、その一環として追加されるのがレヴォーグのクロスオーバーSUVとなるレヴォーグレイバックとなる。
■スバルSUV群ラゲッジ容量問題の解決策がレイバック
スバルの現行SUVラインナップはフラッグシップのレガシィアウトバックを皮切りに、フォレスター、クロストレック、そしてライズのOEMモデルとなるレックスで形成される。
スバルSUV群で問題となっていたのは、実はラゲッジの容量だった。グローバルで売れ筋モデルとなっているフォレスターのラゲッジ容量はVDA方式で509~520L。もちろん、ミドルサイズSUVとして過不足はないものの、若干余裕がないことをユーザーから指摘されていた。
これに対し、フラッグシップモデルのレガシィアウトバックは559L、ステーションワゴンのレヴォーグは561Lを確保している。このラゲッジ容量の違いが今回のレヴォーグレイバック誕生につながったとみられる。
サイズを見ると、レガシィアウトバックは全長4870×全幅1875×全高1670~1675mm、ホイールベース2745mm。フォレスターは全長4640×全幅1815×全高1715mm、レヴォーグは全長4755×全幅1795×全高1500mm、ホイールベースはいずれも2670mm。
■2023年10月25日のジャパンモビリティショーでワールドプレミア!
最低地上高はレガシィアウトバックが213mm、フォレスターが220mm、クロストレックは200mm。レヴォーグは最低地上高が145mmのため、この最低地上高をかさ上げし、レヴォーグレイバックは165mmに。悪路走破性を向上し、なおかつステーションワゴンとしてのラゲッジ容量を兼ね備えたモデルとなる。
レヴォーグレイバックのスバルSUVのラインナップ中の位置づけは、全長を除いてボディサイズ的にはレガシィアウトバックとフォレスターの中間といった感じになる。
最後にレヴォーグレイバックの価格だが、レヴォーグの1.8Lターボが310万2000~414万7000円、レガシィアウトバックが414万7000~429万円(一部改良前モデル)となっていることから、300万円台後半~400万円くらいだと予想。
【画像ギャラリー】スバル新型SUV「レヴォーグレイバック」が9月から全国のスバルディーラーで先行受注開始!(14枚)画像ギャラリー
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