日本市場への投入がアナウンスされてからほとんど音沙汰のなかったCR-Vの燃料電池車(FCEV)。ところがSNS上では目撃情報が相次ぎ、ついに鮮明に映っている写真も投稿され始めた。いったいどういうことなのよ、ということでホンダ広報部に突撃しました。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Xアカウント(@TW91161さん)、ホンダ
■2024年に日本投入の「CR-V FCEV」
2023年2月の発表会にて発表されたCR-V FCEVの日本市場投入。それからほぼ音沙汰がない状況だったが9月になり日本国内で公道試験を実施ているようだ。その様子が目撃されており、SNS上でも投稿されるようになった。
CR-V FCEVはGMと共同開発した燃料電池システム「e-FUEL CELL」を搭載する注目のモデルだ。ホンダは電動化を精力的に進めている印象だが、実際は1998年にプロトタイプの走行をさせている。
その後はクラリティなどで実用化もしてきたが、残念ながらどれも「試験発売」の印象は拭えないものだった。その間にも水素を生かしたクルマ作りはトヨタが推し進め、すっかり水素(と燃料電池車)のイメージはホンダからは薄まっている。
しかしホンダとて諦めたわけではなく、CR-Vを投入して巻き返しを図る戦略だ。販売的には大型車両ということもあり厳しい戦いになるかもしれないが、いろいろな車種で継続した投入を進めてほしいところ。
■鮮明な写真から見えてきたホンダの本気
ちなみにこの車両の詳細について編集部がホンダ広報に問い合わせたところ、「細かなデータは申し上げられないが高画質な写真があるのでどうぞ」とのこと。もちろん宣伝ではなく公道テストについてもキッチリ実施しているそうだ。
たぶんこの対応を考えるとホンダとしても、CR-Vの水素エンジン仕様車は国内発表が間近なのかもしれない。順当にいけばジャパンモビリティショーでの発表になるのだろうか……。
ホンダらしい燃料電池車の登場が待ち遠しい(あともうちょっと小さいやつを……)。
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