長年日本のSUV(やっぱりクロカンと言いたい??)に貢献してきた三菱パジェロ。現行型の生産は国内向けは2019年8月で終了というアナウンスがされた。
最終型として満を持しての登場となった「ファイナルエディション」は人気もあるようだが、いかんせん気になるのは次期型の話題ではないだろうか?
三菱の4WD技術を国内外に広めてきた看板役者がこのまま消滅するなんて寂しすぎる!! ということでベストカースクープ班が一所懸命に情報を集めました。次期型、ちゃんとありそうです。
文・予想CG:ベストカー編集部/写真:三菱自動車
■人気も上々?? ファイナルエディションの受注はいかに
いきなり発表されたパジェロの生産終了、そして最終モデル「ファイナルエディション」。
2019年4月24日に発売されたファイナルエディションは、リアデフロックが標準装備されるなど機能面での充実は嬉しいけれど、外観などはそこまで大きく変わらないのも事実。
そうはいっても1982年の初代発売から35年以上にわたってファンとともに育ってきたパジェロだ。700台限定だし、きっとたくさん売れているはず!!
ということで三菱自動車広報部に現在の受注状況を聞いてみた。
「5月末現在の最新の販売状況ですが、約400台になります。厳密に言えば400台に少し欠けるかな、というところです」。
むむっ、700台限定だからまだ300台は買えるということになる。とはいえ、一か月で約400台を売るってなかなかの成績。
2019年4月のパジェロの販売台数は56台だったから、やっぱりファイナルエディションにはダッシュ力がありそうだ。
欲しい人はディーラーに急げ!!
■次期型は早くて2021年にPHEVを搭載で登場!!
前述のとおりファンに惜しまれつつの引退となるが、ベストカーに入っている情報では2021〜2022年の復活に向けて、水面下で開発が進んでいる。
復活するパジェロは三菱が得意とし、また今後の生命線にもなるPHEV(プラグインハイブリッド)に生まれ変わる。
三菱のPHEVといえばアウトランダーが有名だが、アウトランダーがEV走行を主体とするのに対し、このパジェロはエンジン動力が主体。
V6、3Lスーパーチャージャーエンジンを搭載し、多段ATとの間にクラッチを介して配置されるモーターを組み合わせたPHEVを構成する。
エンジンとモーターを合わせた最大トルクは70kgm以上というから巨大なボディでも動力性能に不足なし。もちろん、LLクラスのSUVとしては望外の燃費性能も獲得する。
4WDは三菱ならではの車両統合制御システム「SーAWC」を採用。走行状況に応じて最適な駆動力を4輪に分配することで、路面を選ばない高い走破性を確保するのはパジェロとして当然のことでもある。
今回の東京モーターショーでは、この次期パジェロを暗示させるコンセプトカーが出展されそうだ。
パジェロらしく威風堂々としたデザインになるのか、意外やまったく別の新時代のパジェロを実感させるものとなるのかは不明だが、それも含めて楽しみは広がるばかり。もちろん、市販を前提としたモデルとなる。
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