■いよいよハイブリッド化!! だけどMTもしっかりあるゾ
パワーユニットは、現行スイフトは新開発された直列3気筒1.2Lを搭載するが、スイフトスポーツは従来型と同じ直列4気筒1.4Lターボになるだろう。
その代わり、現時点で欧州仕様のスイフトスポーツに搭載されるマイルドハイブリッドを組み合わせる可能性が高い。6速MTは健在だ。
エンジン性能は現行型を踏襲する。最高出力は140馬力(5500回転)、最大トルクは23.4kg-m(2500~3500回転)だから、自然吸気のガソリンエンジンに当てはめると2.3L前後の排気量に相当する。
このエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせることで、エンジン回転数が2000回転以下まで下がった状態でアクセルペダルを軽く踏み増した時など、モーターの駆動力によって従来型よりも滑らかに速度を高める。
高回転域まで回した時は、マイルドハイブリッドの効果をあまり感じないが、低回転域では違いを体感できると思う。
■20万アップの240万円スタートか!?!?
このほか現行スイフトと同様、ボディには高張力鋼板の使用箇所を拡大して、構造用接着剤も使用する。そのためにボディ剛性を効果的に向上させる。
足まわりにはモンローのパーツも継続採用され、走行安定性と乗り心地のバランスも従来以上に熟成される。
ステアリング操作に対する車両の動きは、従来型も正確だったが、新型はステアリングの支持事を高めたことで一層緻密になる。
ステアリングホイールを回し始めた時から、車両の進行方向が正確に変わる。これらの変更は乗り心地にも良い影響を与えて、適度な引き締まり感も生み出すだろう。
価格は6速MTが240万円、6速ATは248万円といった設定になると思う。1.2Lエンジンを搭載するスイフトの価格を新旧モデルで比べると、安全装備の充実や原材料費の高騰などにより、20万円ほど値上げされた。
新型スイフトスポーツではマイルドハイブリッドも加わるから、240万円に達すると思われる。
それでも上質な運転感覚を考えれば買い得で、従来型と同様、新型スイフトスポーツも好調な売れ行きを保つだろう。
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