「日本で一番売れているSUV」に待望のスポーティモデルが登場へ!
今や身内のC-HRやホンダのヴェゼルを越え、SUV販売No.1モデルに躍り出たのがトヨタ RAV4。
2019年4月に、日本市場へ約2年8ヵ月ぶりに“復活”を遂げると、出だしから売れに売れ、2019年5月に6817台、6月に7822台、7月に8646台、8月に6277台を販売。
目下、4ヵ月連続で上記2台を越え、SUV販売No.1の座をがっちり固めつつある。
そんな絶好調RAV4とあって、スペシャルな追加モデルに関する動きも活発。SUVでは現在のところハリアーだけに設定されている「GRスポーツ」を、RAV4にも設定するとの情報を入手した!!
ベースモデルもプラットフォームを一新し、基本性能は高いだけに、より注目なRAV4 GRスポーツは得意のオフロードだけでなく、オンロードのフットワークも大幅に高まる!
文/CG:ベストカー編集部
ベストカー 2019年9月26日号
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トヨタのスポーツモデル「GR」の次の一手はRAV4に!
GRブランドの強化を推し進めているトヨタ。
ご承知のとおりGRとは「GAZOO Racing(ガズーレーシング)」の頭文字で、トヨタ自動車本体にある社内カンパニーのひとつ。モータースポーツ活動と、それとリンクしたスポーツ性の高いモデルの開発を担う社内カンパニーだ。
「86GR」や「GRMNヴィッツ」に代表される、既存のトヨタ車をベースに独自の手法でスポーツ性能を高めるチューニングを施すワークスチューニングのイメージが強いかもしれないが、GRの本質はそこではない。
例えば新型スープラは販売上の名称が「GRスープラ」とされ、GRカンパニーが企画開発の主体となったモデルである。スープラそのものがGRモデルであり、そうしたGRブランド独自のニューモデル開発にも取り組んでいるのがGRカンパニーなのだ。
RAV4 GRスポーツ量産に向けて開発に着手!
前置きが長くなってしまったが、そうしたスポーツモデル開発の高いノウハウを蓄積したGR開発陣が今開発に取り組んでいるのが「RAV4 GRスポーツ」だ。
GRモデルとしては最もスポーツ性能への特化を抑えながら、手軽に、しかし本格的なスポーツチューンドの走りを味わえる「GRスポーツ」は、エンジンやトランスミッションなどに手を入れることはなく、ボディの補強やサスペンションのチューニングでオンロードでの走行性能を高めるのが狙い。
カムリやレクサス ESと基本は同じTNGAプラットフォームを採用するRAV4の基本性能はとても高い。特にフロント周りのボディ剛性は高く、チューニングに対する懐はとても深いという。
現行型RAV4はオフロード性能の高さをアピールしているが、GRスポーツではあえてオフロード性能を犠牲にしてもオンロードでのフットワークを高めることでノーマルシリーズとの差別化を明確にする。
最低地上高はあえて下げ、オフロードイメージのブラックのフェンダーモールは、ボディ同色のオーバーフェンダーのようなデザインとすることで大きく外観の雰囲気は変わる。
GRカンパニーではすでに開発に着手しているという情報で、再来年の2021年にも市場投入を目指しているという。
一方、日本国内では2019年3月にデビューしたばかりだが、北米では2018年12月より発売されていて、2022年秋にはマイチェンが予定されている。
現在RAV4は販売的には好調ということもあり、トヨタ本体ではマイチェン後のモデルにGRスポーツを設定するべきであるという意見もあり、そうなるとGRスポーツ投入時期が若干後になる可能性もある。今後の情報を注視していきたいと思う。
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