軽量化により最大積載量50kgアップも可能に
一方、SARAは一枚物のサンドイッチパネルを採用することで、S-VANより構成部品が少なくなっているのもポイントで、これによりS-VANに対してボディ重量マイナス35kgの軽量化を実現。ちなみに同クラスのトラックの最大積載量は50kg刻みなので、組み合わせるシャシーや架装仕様によってはS-VANの1200kgから50kgアップの1250kgも可能となりそうだ。
また、従来のS-VANはアルミパネル接合部にリベットが露出していたが、SARAは一枚物のサンドイッチパネルによりフラットな外観を実現。ちなみにSARAという名前は断熱性能が高くて「空気がサラッとしている」ことや「パネルの手触りがサラッとしている」ことを表したもので、社内公募で決められたという。
なお、SARAとS-VANの違いは箱だけで、そのほかの部分は基本的に共通。架装対象も共通で、生協トラックで主流に車両総重量3.5トン未満クラスのほか、同5トン未満のいわゆる「2トン車」にも対応。もちろん三菱ふそう以外のメーカーもOKだ。
ボディ内寸は長さ3216mm×幅1644mm×高さ2027mmで、リアドアは生協トラックで標準的な跳ね上げ式のほか、通常の観音ドアも選択可能。受注は2022年8月に開始されており、納期は要問合せ。従来のS-VANも引き続きラインナップする。
【画像ギャラリー】親しみやすいグラフィックにも注目!! パブコが開発した小型サンドイッチパネルバン「SARA」のディティールをチェック!!(14枚)画像ギャラリー