2025年1月28日、世界的なアルミホイールメーカーとして名をはせている「ENKEI」(エンケイ)の工場見学ツアーがベストカーMate向けのイベントとして開催された。どのような見学ツアーとなったのか、当日の模様についてお届けしよう。
文:ベストカーWeb編集部、写真:ENKEI、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】世界をリードするENKEIアルミホイールはこうやって製造される! BC Mateの工場見学ツアー開催!!(28枚)画像ギャラリー創業75周年目を迎えた国産ホイールメーカーの雄!
1950年、静岡県浜松市三島町に遠州軽合金(株)として産声を上げたENKEI。その後、1986年にはF1の世界へ進出し、日本のホイールメーカーとしては初めてF1の実戦にホイールを供給。以後、1989年には社名を現在のエンケイ㈱に変更し、世界各国でビジネスを展開しているのはご存じのとおりだ。
そんなENKEIも2025年で創業75周年を迎えたのだが、ENKEIがどのような最新技術を用いてホイールを製造しているのか、クルマ好きならずとも気になるところ。そこで、今回ENKEIではベストカーのファンクラブ、ベストカーMateのために工場見学を実施してくれることに。
ベストカーWebでは昨年12月から今回の工場見学ツアーの募集告知記事を出したのだが、応募者の総数は定員30名をはるかに超える200名近くに達した。世界最高峰のレースから日本国内のレースに至るまでさまざまなカテゴリーで活躍しているマシンにも採用されているENKEIのホイール工場だけに、ベストカーWeb読者も興味津々だったようだ。
【画像ギャラリー】世界をリードするENKEIアルミホイールはこうやって製造される! BC Mateの工場見学ツアー開催!!(28枚)画像ギャラリーまずは社員食堂で腹ごなし!
まず、参加者たちは受付を済ませ、当日の工場見学の流れなどについてENKEI社員からの説明を受けた。その後、ENKEIの事業概要と歴史について会社紹介のビデオを鑑賞。創業者の想いから国内社員数約1300人、海外で約6000人の社員が働くという現在に至るまでの事業拡大について学んだ。
続いてはお昼時間も近づいてきたこともあり、参加者にはENKEIからの厚意で社員食堂での昼食が無料で振舞われた。
ここでの社員食堂はビュッフェ形式で、社員は好きなモノを好きなだけ取ることができるのだという。しかも、参加者にはENKEIが多角経営している飲食事業、「むつみ屋」特製の浜松餃子まで特別に提供されたのだ。これは嬉しいサプライズ!
ところで、ENKEIの社員食堂が食べ放題のビュッフェ形式となったのは、とあるエピソードが背景にあることをENKEI社員から伺った。
実は現在の鈴木順一代表取締役会長が社長時代に視察で工場の社員食堂を訪れた際、鈴木氏はお惣菜のコーナーで同じモノを2つ取ったら、まさか目の前の男性がENKEIの社長であることを知らなかった食堂の女性から「ダメダメ、ひとり一つですよ!」と頭ごなしに叱られたのだという。
そこで鈴木氏は、工場の責任者を直ちに呼び出して「力仕事の現場でみんな一生懸命にこなし、頑張ってくれているんだ。社員たちにせめてお昼ごはんは好きなだけ食べさせてあげなさい!」とのお達しが。
こうしたことがENKEIの現場を支える社員たちの士気を高めているのは想像に難くないだろう。
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