中古相場に隠れた驚くべき真実
現行型アルファード/ヴェルファイアは2015年1月に登場し、2017年12月にマイナーチェンジを行った(発売は2018年1月)。
そして2018年10月に一部改良を行い安全装備の標準装備化を行っている。すなわち2015年~2017年式を前期型、2017年式以降を後期型と区別することができる。
そのように分けて中古車相場を調べてみた。
前期型と後期型で分けて相場をみると
その結果、後期型で安全装備が充実した2018年式以降のアルファードの平均価格は3カ月前が約465万円。
今月も約465万円と横這いとなっているが、ヴェルファイアは3カ月前の約408万円に対して今月は443万円と35万円も値上がりしているのだ。
同じ後期型でも2017~2018年式は約453万円から約450万円とほぼ横這いなので、一気に価格差が縮まっている。
確かに3カ月前の相場が安すぎたとも考えられるが、平均走行距離はほとんど変化していないこと、そして流通台数が減少していることから考えると、お買い時な中古車が市場から姿を消してしまったということになる。
それでは、流通台数が豊富な前期型の中古車相場はどうなっているのだろうか。
アルファードは3カ月前が約382万円に対して今月は約386万円。そしてヴェルファイアは約365万から約368万円と両モデルともにわずかならが値上がり傾向となっている。
さすが、人気モデルだけに中古車相場をどのように調べてみても盤石となっているのだ。今回ばかりは値落ちしているグレードはないかと細かく調べてみると、ようやく発見!
購入するなら、このグレードがオススメ!!
人気のアルファード/ヴェルファイアでも税金の高い大排気量グレードはやや敬遠されるのか、前期型アルファードの3.5エグゼクティブラウンジが3カ月前約490万円だった平均価格は約468万円と約22万円の値落ちを記録。
いっぽう、前期型のヴェルファイアは2WD車の3.5エグゼクティブラウンジは約5万円の値落ちに留まっているが、4WD車は3カ月前の約515万円から今月は約470万円へと大幅ダウン。
値落ちしている車種の流通台数は少ないが、動くリビングルームとも言える贅沢な空間を実現した最上級モデルのエグゼクティブラウンジが今狙い目となっている。
そのほかでは標準モデルはほぼ横這い、エアロ系モデルは値上がりと強気な相場となっている。
今後のアル/ヴェルの中古車相場の行方
こうした背景はやはりアジア圏での人気の高さが影響している。国内で値下げして売らなくても海外へ輸出をすれば、アルファード/ヴェルファイアの中古車は高く売れることがわかっているからだ。
このような流通システムが確立していることを考えると、今後もアルファード/ヴェルファイアの中古車に関しては大幅な値落ちは期待薄かもしれない。
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