■日産 セレナ(2021年10月登場)
●キープコンセプトで5ナンバーサイズのBOX型ミニバンの王道を突き進む
新型セレナのデビューは2021年秋の計画だ。基本的にはキープコンセプトで、いわゆる5ナンバーサイズのBOX型ミニバンの王道を突き進むことになる。セレナは現行型も人気があり、販売面で日産の国内マーケットをけん引する存在だけに、特に室内空間の使い勝手など、力の入った開発が進められている。パワーユニットは、販売の主力となるe-POWERを軸に、2Lガソリンマイルドハイブリッドを設定するなど、現行を踏襲することになる。
■日産 IMQ(2021年12月登場)
昨年のジュネーブショーで公開されたIMQは、いわゆるクーペスタイルのSUVだ。エクストレイルが王道のSUVとなるのに対し、IMQが狙うのはアーバン派のためのSUV。基本プラットフォームやパワートレーンはエクストレイルとの共用開発が多くなる。IMQに搭載されるe-POWERは1.5ℓターボエンジンを発電用に使用する2モーター4WD。
■日産 スカイライン
次期型スカイラインの開発に関する情報は間違いなくあるのだが、今回の2023年度までに投入される10車種には入っていない。果たしてスカイラインはどうなるのか? 少なくとも北米向けインフィニティQ50は販売的にもボリュームがあり、次期型の開発が凍結されることはない。2024年4月以降の投入ということになると思われる。
■日産 クロスモーション
エクストレイルより1クラス大きいラージサイズSUVがクロスモーション。これも日本投入の情報があったのだが、今回の10車には入らない。サイズ的にも、北米マーケットを中心としたモデルとみるのが正解だろう。より大きなSUVに対する需要が見込めれば国内投入への動きがあるか?
■日産 IMx
IMxについては、市販モデルに関する確定的な情報が乏しく、当面は国内への投入はないと断定していいだろう。もともと2017年の東京モータショーで公開されたピュアEVコンセプトだが、中国や欧州向けのモデルと考えるのが正解と考えられる。プラットフォームなどがアリアに生かされ進化した。