待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?

待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?

 パッソ/ブーンの後継車、新型スターレットが2026年に登場予定だが、なんと強力な隠し玉が控えていた。そう、WRCラリー4マシンのベースとなるFFマシンが登場するというのだ。新型GRスターレットの中身に迫ってみたい!

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部(予想CGイラスト)

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■WRCラリー4クラスのFFターボスポーツ、その名もスタタボ?

86年に3代目スターレットに追加された3ドア1300ターボS。空冷式インタークーラー付きターボは、過給圧を高低2段階、105ps/15.2kgm→91ps/13.4kgmに調節する2モードターボシステムを備えていた
86年に3代目スターレットに追加された3ドア1300ターボS。空冷式インタークーラー付きターボは、過給圧を高低2段階、105ps/15.2kgm→91ps/13.4kgmに調節する2モードターボシステムを備えていた

 ヤリスより1つクラス下のパッソ/ブーンの後継車として、27年ぶりに復活する予定となっているスターレット。そのスターレットになんと、ラリーモデルのベース車となるホットハッチが開発されている情報を掴んだ。

 ラリーモデルのベース車とは、WRCラリー4クラスでFFターボスポーツになるという。スターレットのFFスポーツモデルというと真っ先に思い浮かぶのはEP71型スターレットターボ。新型スターレットターボは単なるターボのFFスポーツハッチではなく、GRが開発する「GRスターレット」となる見込みだ。

ラリー、ダートラ競技車両のダイハツX4
ラリー、ダートラ競技車両のダイハツX4

 ちなみに競技用車両のベース車としてはダイハツのストーリア、ブーンのX4(クロスフォー)を思い出す。X4のエンジンは936㏄の直4ターボで133ps/13.5kgmを発生。

 936㏄という排気量はラリー、ダートラのレギュレーションでターボ係数の1.7をかけた際に1591.2ccとなり、1400~1600ccクラスの全日本ラリーに合わせたものだった。

 このGRスターレット、韋駄天ターボのEP71型スタタボやこのブーンX4(4WDだが)を感じさせるおもしろいクルマになりそうだ。

新型GRスターレットに搭載されるエンジンは150ps、22.5㎏mを発生(予想CGイラストはベストカーが制作したもの)
新型GRスターレットに搭載されるエンジンは150ps、22.5㎏mを発生(予想CGイラストはベストカーが制作したもの)

 プラットフォームはヤリスやアクアに採用されるBプラットフォームで、足回りはフロントがストラット、リアはトーションビームを採用。当初3ドアがラリーベース車となる情報だったが、最新情報ではGRスターレットは5ドアになるという。

 ちなみにGRヤリスのフロントセクションではBプラットフォームのままだが、リアセクションは1クラス上のカローラなどに採用されるCプラットを組み合わせて高剛性化。

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■150psの1.3L直3ターボ! FFホットハッチの走りに期待大!

GRスターレットは前後バンパーやトレッド幅の拡大により3ナンバーサイズになる(予想CGイラストはベストカーが制作したもの)
GRスターレットは前後バンパーやトレッド幅の拡大により3ナンバーサイズになる(予想CGイラストはベストカーが制作したもの)

 搭載されるエンジンはGRヤリスなどに搭載される1.6L、直3ターボをベースに排気量を1.3Lに縮小し、150ps/22.5kgm程度のなる見込み。駆動方式は4WDではなくFFで、ATの設定はなく6速MTとなるという。4WDのGRヤリスと比べてFFだけにキビキビとした軽快な走りが予想される。

 予想価格はGRヤリスより大幅に価格を抑えた250万~280万円程度になるとのこと。GRヤリスはモータースポーツ参戦用車両のRCが349万~384万円。RZが448万~483万円、RZハイパフォーマンスが498万~533万円と若者には手が出しにくい価格なので、300万円以下は嬉しいところ。

2025年春の登場が予想される新型スイフトスポーツ(予想CGイラストはベストカーが制作したもの)
2025年春の登場が予想される新型スイフトスポーツ(予想CGイラストはベストカーが制作したもの)

 6速MTの1.3L、直3ターボのGRスターレット。デビューは2026年頃になるだろう。

 FFスポーツのガチンコライバルとなるのは2025年春の登場が予定される新型スイフトスポーツ。注目のパワートレーンは150ps/24.5kgmを発生する1.4Lターボで48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。モーターは最高出力15ps、最大トルクは6.0kgm。軽量化により車重は1トンを切る960㎏あたりになりそう。価格は230万~250万円と予想。

 早くも新型スイフトスポーツと、新型GRスターレットのFFボーイズレーサー対決が楽しみだ。

 ちなみにWRCラリー4はシリーズ全体で2万5000台、連続する12カ月の間に2500台生産というベース車の規定があるため、GRスターレットの実戦投入は2027年からとなりそうだ。

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