東京オートサロンでついに公開された「スイフトスポーツZC33ファイナルエディション」。注目度は非常に高く、現地では急いで注文しないと買えなくなるという噂が流れていました。ここでは実車を見てわかったことをお伝えします。
文:奥野大志(Team Gori)/写真:スズキ
ブルーのボディカラーは新型スイフトに採用された新色だった
ファイナルエディションのブルーは新型スイフトに採用されたフロンティアブルーパールメタリックです。スイスポの標準車にはスピーディブルーメタリックの設定がありましたが、それに比べるとだいぶ濃い印象。ブラックのツートーンも映えます。
スズキブースでスタッフに新色採用の理由を聞くことができましたが、これまでスイスポはイエローやレッドを打ち出してきたため、今回はブルーでいこうということになったそう。確かに存在感のあるブルーで、暗い会場の中でも目をひいていました。
【画像ギャラリー】チタン風内装ヤバ!! ファイナルだけの装備がマジでよだれモノ(9枚)画像ギャラリーLEDフォグランプは新型スイフトと同じ物
筆者が2型を購入した2020年の時点では、スイスポのフォグランプはハロゲンタイプが標準で、LEDフォグはアクセサリーで選ぶことができました。ファイナルエディションのLEDフォグもそれと同じかなと思ったのですが、まったく別のものということがわかりました。
それはずばり、標準車の新型スイフトに採用されているものと同じものでした。ヘッドライトとLEDフォグの色味を合わせているそうで、カタログをよく見ると、非常にクールな印象。実車で点灯状態の確認はできませんでしたが、これはかなり期待できそうです。実車を見る機会があったら点灯状態の確認を!
【画像ギャラリー】チタン風内装ヤバ!! ファイナルだけの装備がマジでよだれモノ(9枚)画像ギャラリーエクステリアのアクセサリーにも大きな変化があった
ファイナルエディションの大きな特徴がグロスブラックに塗られたグリルとフォグランプベゼル。正直言うと、標準車のスイスポの、これらの部品はプラスチック感が強いので、精悍なグロスブラックになったのは大歓迎です。
ただ一方で、ボディの外周下側を覆う、フロントアンダーガーニッシュ、サイドアンダーガーニッシュ、リアガーニッシュが標準車のままだったら、あまり意味はないと思っていました。
実車を確認したところ、やっぱり下側の3つのガーニッシュは無色の従来品のように見えました。せっかくのグロスブラックなのにと思いつつ、最新のアクセサリーカタログを見ていると、なんとスーパーブラックに塗られたガーニッシュがセットになった「ブラックパッケージ」が用意されているじゃないですか! 総額20万円近くしますが、これはファイナルエディション以前にはなかったアクセサリーのはず。スズキはちゃんとわかってくれていました。
出るぞ出るぞと言われ、ようやく姿を現したファイナルエディション。スズキの狙い通り、所有する喜びを感じられる特別なモデルに仕上がっていますが、機能面での変更がなかったのは少々物足りない気がします。でも、スズキがたくさんのスイスポファンをリスペクトし、発売してくれたことには感謝の気持ちしかありません。
筆者も慌てて購入を検討しているところです。筆者のおすすめは初採用のピュアホワイトパールとブラックのツートーンかな……。
【画像ギャラリー】チタン風内装ヤバ!! ファイナルだけの装備がマジでよだれモノ(9枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方