2015年にスマートヘルメットの開発を開始したIntelligent Cranium Helmets (ICH) の「iC-R」が、10年の時を経て、ついに量産の準備が整ったというニュースが届いた。ヘルメットにカメラとセンサーを備え、ヘッドアップ ディスプレイによる情報表示や危険通知、さらには旅の記録までを行うAI搭載型の次世代ヘルメットだ。今月からICHのWEB SHOPで受注が始まり日本への配送も可能。価格は650ドルから1850ドル(103,200円から293,500円/1月18日現在)となる。
カメラとセンサーを備えたスマートヘルメットiC-R
ライディング中の視野は最大で120°で、残りの240°は首を回すことで確認することになるが、それもまた全部網羅することはできない。その危険性に着目して2015年からスマートヘルメットの開発に着手したIntelligent Cranium Helmets (ICH) 。2015年からクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」にて資金調達を行っていたが、遂に!量産の準備が整い、1月1日からWEBショップがオープンして受注が始まった。
機能面を見てみると、AIが搭載されたまさに次世代ヘルメット、いやこれからを担うヘルメットとしてハイテクノロジーがてんこ盛り。前と後ろにひとつづつ設置されたカメラとセンサーにより危険をキャッチし、さらに録画まで行ってくれる。もうアクションカムや車載カメラなどがいらなくなる世界がすぐにでもやって来そうな気配がする。
ヘットアップディスプレー(スカウター…)に速度や死角までを表示するハイテクぶりに加え、カーボンシェルを採用していることから、最上位モデルは約30万円というプレミアムな価格となっているが、安全を考えたらこの価格は決して高すぎるとは言えないだろう。
気になる安全規格は、アメリカのDOTは取得済、現在一番厳しいとも言われるヨーロッパのECE 22.06は現在審査結果待ち。SNELLもテストに送り出してSNELL財団によるテスト中とのことだ。さらにハードウェア認証に対しては、FCC、CE、RoHS、UN38.3など、必要なすべての規格をクリアしている。
ショップページを見ると、日本円が表示され海外への配送も行っているが、日本で必要なPSC規格は取得されていない。そのため日本の公道では使用できないので注意してほしい。
主な機能
・360度の視覚認識:デュアル背面カメラで240度の視野を提供し、死角を排除。
・衝突検知:ライダーが動けない場合に当局に連絡する自動緊急警報システム(Bluetooth経由でスマホと連動)。
・ヘッドアップ ディスプレイ(HUD):ライダーの視線内に速度やナビゲーションなどのリアルタイム情報を表示。
・近接センサー:障害物や車線逸脱を警告。
・音声起動録音:ライダーはハンズフリー機能を使用して旅を記録できます。
・統合録画システム:毎秒60フレームでビデオをキャプチャできるフロントとの1080pアクションカメラをで録画可能。
\それぞれのモデルの違いはこちらから!/
■Intelligent Cranium Helmets (ICH);https://intelligentcraniumhelmets.com/
詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/parts-gears/436075/
録画もできる! カメラとセンサーを搭載したスマートヘルメット「iC-R」がついに発売開始【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=436075&slide=1
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