2025年新型「MT-07 Y-AMT」は105万6000円で2/26発売へ! STDも電スロやA&Sクラッチ新採用でフルチェンジ

2025年新型「MT-07 Y-AMT」は105万6000円で2/26発売へ! STDも電スロやA&Sクラッチ新採用でフルチェンジ

 ヤマハ発動機は2025年モデルの新型「MT-07」を発表した。ルックスはMT-09とリレーションするスタイルへ変更されたほか、電子制御スロットルや倒立サスペンションの新採用など、全面的なアップデートを果たしている。また、新たに自動クラッチ&変速システム「Y-AMT」モデルも登場。同システムの搭載モデルは国内で2車種目となった。

 発売はスタンダード、Y-AMT共に2025年2月26日(水)。価格はスタンダードが96万8000円、Y-AMTは105万6000円だ。

文/Webikeプラス編集部

 
 
 

スタンダードは電スロや新設計フレーム、倒立フォークや新メーターで全面的にアップデート

 2014年にデビューした大型スポーツネイキッド、MT-07は並列2気筒「CP2」688ccエンジンを搭載することで、軽量で扱いやすいキャラクターのモデル。初代以来、スタイルや細部熟成に留まり、大幅なモデルチェンジはなかったものの、昨年海外で発表された2025年型ではエンジン、フレーム、足まわり、スタイル、装備などほぼ全面的なアップデートを果たした。

 

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MT-07(2025)フルチェンジを果たしたMT-07には「Y-AMT」モデルも新登場。2/26発売だ。

 

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外見の大きな変化はフロントマスク。MT-09同様のスラントノーズを採用している。

 

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エンジンは従来まま73PSを発揮するが、新たに電スロを採用した。

 

 外見は2021年モデルから採用されていた小型のフロントマスクが、「MT-09」と似たデュアルタイプのポジションライトを備える新形状に変更。テールライトも見直されている。またMT-09に搭載されている、タンクカバーから吸気音を感じられる「アコースティック・アンプリファイア・テクノロジー」も新採用され、サウンドを楽しむという新たな魅力も獲得している。

 新設計フレーム、スイングアームは、強度剛性を引き上げつつ軽量に仕上げられ、さらにハンドル位置、ステップ位置も見直され、よりコントロールしやすいポジションを採用している。また足回りではΦ41mmの大径倒立フォークを新採用、リアショックも調整可能となったほか、フロントブレーキはラジアルマウントに変更されている。ホイールも専用設計のスピンフォージドホイール(回転塑性加工)も備え、バネ下重量の軽減も実現した。

 装備面では新たに電子制御スロットル(YCC-T)を搭載。吸気特性やトルクフィールを高めつつ、さらにライディングコントロール(YRC)によってシーンに合わせたモード変更も可能となった。また、アップ&ダウン両方向へのクイックシフターも搭載可能となり、スタンダードモデル向けにオプション採用された。また、メーターは従来の5インチTFTモニターによる「Y-Connect」対応に加え、ナビアプリをモニター表示することも可能となった。

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アコースティック・アンプリファイア・テクノロジーを新採用。

 

ブレーキキャリパーはラジアル化、フォークは倒立化して走行性能を引き上げた。

ブレーキキャリパーはラジアル化、フォークは倒立化して走行性能を引き上げた。

 

 
 
 

注目の2モデル目「Y-AMT」は重量4kg増で自動クラッチ&変速システムを獲得!

 そして今回追加された新バリエーションが「MT-07 Y-AMT」だ。Y-AMTは2024年に発表されたばかりの自動クラッチ&変速システムで、各操作をアクチュエータが担う。クラッチ操作は不要で、シフトチェンジもオートマチックとハンドルスイッチによるマニュアル操作を選択が可能。クラッチに慣れないビギナーはもとより、直感的操作でスポーツ性も引き上げる注目の新システムだ。2025年モデルの「MT-09 Y-AMT」に初搭載され、MT-07は国内2種目の搭載機となる。

 スタンダードとの違いは、外見ではまずクラッチレバー、シフトペダルが存在しない代わりに、エンジンにアクチュエータが装着。さらにハンドルスイッチにはシフトボタン、AT切り替えボタンが追加され、スタンダードとの区別は容易だ。スペック面での違いはほとんどないが、車体重量は187kg、燃費は25.8kmと、スタンダードから4kg増加、燃費に若干の変更がある。

 

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Y-AMTの大きな特徴はハンドル。クラッチはなく、シフトスイッチが追加されている。

 

 

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シフトスイッチは左手で操作し、AT/切り替えスイッチは右手側に装備される。

 

 スタンダードモデル、Y-AMTともにカラーバリエーションは共通で、「ブルー」「マットライトグレー」「マットダークグレー」の3色でいずれも新色だ。発売日は2025年2月26日(水)、価格はスタンダードが96万8000円で、従来からは8万8000円のアップ。Y-AMTは105万6000円で、こちらもスタンダードにプラス8万8000円となる。年間販売台数は500台が予定されている。

 
 

MT-07 ABS(2025)

発売日:2025年2月26日(水)
メーカー希望小売価格:96万8000円

 

MT-07 ABS(2025)ディープパープリッシュブルーメタリックC【新色】

MT-07 ABS(2025)ディープパープリッシュブルーメタリックC【新色】

 

 

MT-07 ABS(2025)マットライトグレーメタリック4【新色】

MT-07 ABS(2025)マットライトグレーメタリック4【新色】

 

 

MT-07 ABS(2025)マットダークグレーメタリックD【新色】

MT-07 ABS(2025)マットダークグレーメタリックD【新色】

 

MT-07 Y-AMT ABS(2025)

発売日:2025年2月26日(水)
メーカー希望小売価格:105万6000円

 

MT-07 Y-AMT ABS(2025)ディープパープリッシュブルーメタリックC【新色】

MT-07 Y-AMT ABS(2025)ディープパープリッシュブルーメタリックC【新色】

 

 

MT-07 Y-AMT ABS(2025)マットライトグレーメタリック4【新色】

MT-07 Y-AMT ABS(2025)マットライトグレーメタリック4【新色】

 

 

MT-07 Y-AMT ABS(2025)マットダークグレーメタリックD【新色】

MT-07 Y-AMT ABS(2025)マットダークグレーメタリックD【新色】

 

MT-07 ABS(2025)主要諸元

※【】内はY-AMT
・全長×全幅×全高:2085×780×1105mm
・ホイールベース:1400mm
・シート高:805mm
・車重:183kg【186kg】
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ 688cc
・最高出力:73PS(54kW)/8750rpm
・最大トルク:7.7kg-m(67Nm)/6500rpm
・燃料タンク容量:13L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17 R=180/55ZR17
・価格:96万8000円(105万6000円)

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/438974/

2025年新型「MT-07 Y-AMT」は105万6000円で2/26発売へ! STDも電スロやA&Sクラッチ新採用でフルチェンジ【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery2/?gallery_id=438974&slide=1

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