ストロングハイブリッド新設!! 三菱 エクスフォースはRVRの未来の姿なのか!?

ストロングハイブリッド新設!! 三菱 エクスフォースはRVRの未来の姿なのか!?

 2024年2月にASEAN諸国で販売を開始した三菱 エクスフォース。サイズ的には惜しまれつつ国内販売を終了したRVRに近いが、このエクスフォースにストロングハイブリッドが新設。これは「エクスフォースHV=新型RVR」の布石なのか!?

※本稿は2025年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年4月26日号

2024年2月に、ASEAN諸国で販売を開始した三菱 エクスフォース。ストロングハイブリッド搭載の意欲作だ
【画像ギャラリー】RVRがカムバック!? 日本に「新型RVR」としての導入が期待される三菱 エクスフォース(24枚)画像ギャラリー

エクスフォースは「時期RVR」か?

2024年2月に、ASEAN諸国で販売を開始した三菱 エクスフォース。ストロングハイブリッド搭載の意欲作だ
2024年2月に、ASEAN諸国で販売を開始した三菱 エクスフォース。ストロングハイブリッド搭載の意欲作だ

 2024年2月より、タイをはじめとしたASEAN諸国で販売を開始したエクスフォース。全長4390mm、全幅1810mm、全高1660mmという車体サイズはエクリプスクロスよりもさらにひと回りコンパクトで、2024年9月をもって国内販売を終了したRVRのサイズに近い。

 で、このエクスフォースに待望のストロングハイブリッドモデルが新設定され、2025年3月20日、タイのバンコクでワールドプレミアされたのだ。

 ハイブリッドシステム自体は、同じくASEAN諸国で販売されるエクスパンダーですでに採用されるストロングハイブリッドをベースに進化させたものだ。

 1590ccエンジンは主に発電を担当し、フロントに搭載される85kW(116ps)、255Nm(26.0kgm)モーターが駆動のメインとなる。

 加速時などにはそれにエンジン駆動力が加わり、高速巡航時などの低負荷時には、より効率に勝るエンジン動力のみで走行。その際にはクラッチ機構でモーターが切り離されることで走行抵抗を低減する。

全長4390mm、全幅1810mm、全高1660mmで、ホイールベース2650mmと、RVRのサイズに近い
全長4390mm、全幅1810mm、全高1660mmで、ホイールベース2650mmと、RVRのサイズに近い

 もの凄く乱暴に説明を要約すると、アウトランダーPHEVのモーターシステムを前輪のみとして、エンジンを1.6Lに縮小。バッテリーはHEV専用なので1.1kWhと超小容量とした前輪駆動HEVシステム、ということになる。

 伝達効率に優れたトランスアクスルを採用し、さらに高速巡航時にモーターをドライブシャフトから切り離すシステムなどがエクスパンダーHEVからの進化ポイントだ。

 FFのみの設定だが、三菱が4WD制御で培った知見を投入した姿勢制御技術を満載。AYC、ASC、トラクションコントロールなどの統合制御による5つのドライブモードがあり、さまざまな路面コンディションで最適で安定した操縦性を実現する。

 現時点ではあくまでもASEAN向けの「エクスフォース」だが、こいつが今後「新型RVR」として日本国内に投入されることを大いに期待したい。それと同時に、三菱初のストロングハイブリッド国内展開にも期待が高まる!

●三菱 エクスフォースハイブリッド 主要諸元
・全長×全幅×全高:4390×1810×1660mm
・ホイールベース:2650mm
・車両重量:非公表
・最低地上高:183mm
・エンジン:直列4気筒DOHC 1590cc
・最高出力:79kW(107.3ps)
・最大トルク:134Nm(13.7kgm)
・モータ出力:85kW(116ps)
・モータートルク:255Nm(26.0kgm)
・駆動方式:FF
・サスペンション:F:ストラット R:トーションビーム
・タイヤサイズ:225/50R18

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