ハイブリッドが最高!!　1000万円超えグレードがあるも「割安」なアルファードを推すワケ　アルヴェルとレクサスLMのオススメグレードとは？

　最近のミニバンは、家族で使うためのものだけではない。ここで取り上げるトヨタ アルファード／ヴェルファイアとレクサス LMは、ショーファーカー的利用も想定して販売されている。この2台のおすすめグレード＆おすすめの買い方は!?

※本稿は2025年3月のものです
文：渡辺陽一郎／写真：トヨタ、レクサス、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2025年4月26日号

トヨタ アルファード／ヴェルファイア

　ヴェルファイアはボディの補強や装備の充実で価格が高く、走行性能を向上させた代わりに乗り心地は硬めだ。

　上級ミニバンのニーズに適した車種はアルファードで、価格も割安になる。パワーユニットはハイブリッドを選ぶ。

　ガソリンエンジンは、動力性能が不足してノイズも気になる。プラグインハイブリッドは、ハイブリッドと比べた時の価格上昇がクラウンスポーツ／エステートやハリアーよりも大幅に高い。よってハイブリッドがお薦めだ。

　アルファードで最も買い得なグレードはハイブリッドXになる。Zに比べると2列目をベンチシートに変更して、ステアリングヒーターを省くなど100万円相当のコストダウンを行い、価格は125万円安い。

　ただし今、アルファードは受注していない。サブスクのKINTOなら契約できるが、ハイブリッドXは対象外だ。そこで最終的には、ハイブリッドZを推奨する。

●おすすめグレード：アルファード ハイブリッドZ

●パワーユニット
・2.5L直4ガソリン
・2.5L直4 HEV
・2.5L直4 PHEV
・2.4L直4ガソリンターボ

●ボディサイズ
・全長×全幅×全高：4995×1850×1935mm

●おすすめの買い方：（記事執筆時は）サブスクリプション
　新車で手に入れる現時点での方法は定額制カーリースのKINTOのみ。普通に買えるようになったら「残価設定ローン」がおすすめ。

レクサス LM

　全車が2.4Lターボハイブリッドと4WDを搭載する。2列シートのエグゼクティブは、乗車定員が4名に限られ、価格は2000万円に達する。

　このエグゼクティブは法人向けだから、一般ユーザーが買うなら価格が500万円安い3列シートで6人乗りのバージョンLだ。

●おすすめグレード：バージョンL

●パワーユニット
・2.4L直4ターボHEV

●ボディサイズ
・全長×全幅×全高：5125×1890×1955mm

●おすすめの買い方：残価設定ローン
　高価格車だから残価設定ローン。3年後の残価は新車価格の52％で悪くない。