電気自動車の駆動用バッテリーは使用後の再利用が課題となっているが、三菱は駆動用バッテリーのリユース事業を開始する。まずは手始めに、同社でもっとも販売台数の多いアウトランダーPHEVの使用済み駆動用電池を活用する。
※本稿は2025年5月のものです
文:片岡英明/写真:三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年6月26日号
PHEVの駆動用電池をリユース
三菱は、使用済みとなったプラグインハイブリッド車の駆動用電池のリユース事業を開始します。まずは、アウトランダーPHEV用のリチウムイオン電池を活用した、自律型街路灯を発売する予定です。
●片岡氏のコメント
BEVやプラグインハイブリッドで大きな課題となっているのが、役目を終えた駆動用電池の処理である。
そこで三菱は使用済み駆動用電池のリユース事業に乗り出した。最初に手がけるのは、最も販売台数の多いアウトランダーPHEVの使用済み駆動用電池を使った自律型街路灯の発売だ。
これを第一弾に、今後は定置用電源にも用途を広げていくという。また、他メーカーとも連携し、回収スキームを構築していくことも考えている。
使用済み電池をリユースできれば、貴重な資源が海外に流出することも防げるだろう。BEVのリセールバリューだってグッと高まるはずだ。

















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