ボディカラーの王道と言えば、白と黒。下取りや買取で査定額が上がりやすいのも、この2色だ。反対に、赤・青・黄色といったチューリップ色は、査定が下がる可能性が高い色として認知されている。しかしながら最近、赤を新型モデルのメインカラーにするクルマが増えてきた。これまで赤いクルマを乗り継いできた筆者が、最近勢いのある赤が似合う現行車を紹介していく。
文:佐々木 亘/画像:トヨタ・スズキ・日産・ホンダ・スバル
【画像ギャラリー】シビックのメタリックレッドが超イカしてる!!!! 現行車で赤色が似合うクルマ5選(41枚)画像ギャラリーWEBサイトに並ぶ赤いクルマたち
国産各社のウェブサイト上のカーラインナップには、意外と赤を纏ったクルマが多い。
トヨタではヤリス・クラウンスポーツ・ピクシスエポックが赤であり、ダイハツではタントが赤だ。ホンダではN-ONEとZR-V、三菱はエクリプスクロスがド派手な赤で目を引く。カラフルなラインナップが美しいスズキではジムニーノマドとハスラーが赤、青のイメージが強いスバルでもインプレッサが赤になっている。
そしてカーラインナップ12台中、なんと10台が赤になっているのがマツダ。国産車の赤のボディカラーの中で、最も美しいものの一つに挙げられるソウルレッドクリスタルメタリックを持つマツダだからこその作り込み。最近は赤いクルマと言えばマツダとイメージするようにもなった。
これらのメーカーが出してきた赤のクルマのうち、赤のイメージが強く、イメージ通りのラインナップ表を作っているなと感じるのは、エクリプスクロスとN-ONE。赤のイメージはあまりなかったが、そのカッコよさに気づかされるのはクラウンスポーツとジムニーノマドだろう。
日産のラインナップ一覧に赤いクルマが無かったのは非常に残念。赤をイメージするクルマも少ないため、日産にはもう少し赤へ情熱を傾けてほしい。
カテゴリー別赤が似合うクルマベスト1
各カテゴリーで、最も赤が似合うクルマを独断と偏見で選んでみた。
まずはコンパクト。元気な赤には元気なクルマということで、バーニングレッドパールメタリックが選択できるスイフトスポーツを選択。ブラックアウトされたA・Bピラーが、赤のカッコよさを際立たせている。
次はセダンとワゴン。セダンでは白のイメージが強いシビックを選んだ。有料色となるプレミアムクリスタルレッド・メタリックは深みがあっていい色合いだ。赤を選んでも落ち着きのあるクルマに仕上がるのがまた良い。ワゴンではレヴォーグを選んでみた。こちらも有料色のイグニッションレッドが選択できる。シビックの赤とは違い、少し元気のある赤がレヴォーグのキャラクターと良いマッチングだ。
スポーツ部門ではフェアレディZが頭一つ抜ける存在。オレンジカラーのイメージもあり、暖色が良く似合うクルマだ。赤のスポーツだとGR86も捨てがたいが、真っ赤なスポーツカーとして選びたいのは、やはりZだろう。
最後に今人気のカテゴリーとなっているSUVとミニバンを見ていこう。SUVで赤が似合うのは、ダントツでクラウンスポーツ。広報カラーにもなっている赤は、エモーショナルレッドという有料色。一瞬、輸入車と見間違うような独特の存在感を持っている。
また、赤を採用するクルマが少ないミニバンで、図抜けてカッコいいのがノアだ。一般色のレッドマイカメタリックという老舗の赤を採用しているのだが、フロントバンパーのメッキとブラックグリルとの相性が抜群。ここまで赤がカッコいいミニバンも珍しい。
以上、ここまで幾多の赤が似合うクルマを挙げてきたが、今最も赤が似合うクルマは、特別色を纏ったクラウンスポーツ。また標準色の赤を採用するクルマのトップとしてノアも挙げておきたい。意外とラインナップのボディカラーに、赤を多く入れているトヨタは、赤推奨メーカーとも言えるかも。
各社の採用率を見ていると、赤が査定アップの人気色になる日も近いはず。ちょっと元気のない日常の中で、赤い愛車を見ると元気が出てくる。赤いクルマは日本を元気にする存在になるかもしれない。











































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