かつての名作キャッチフレーズ、「いつかはクラウン」は、7代目クラウンのCMで使用されている。2025年現在、クラウンは16代を数え、現行型も4種のボディがすべて出揃った。いつかはクラウン……そうは言ってもどのクラウン!?
※本稿は2025年6月のものです
文:伊達軍曹/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2025年7月10日号
日本人たるもの、やっぱり一度はクラウンに乗りたい!!
多くの者たちが「いつかはクラウン!」と心に誓った昭和の時代が終わり、令和の世が始まった頃までは、トヨタのクラウンというクルマは若干微妙な部分もある存在だったかもしれない。
もちろん悪いクルマではないが、積極的に選ぶ理由に欠けるというか……。だが新型クラウンシリーズが大変革を経て出揃った今、クラウンは再び「いつかは!」という熱い想いに値する存在になったように思う。
であるならば、満を持して再び叫びたい。「いつかはクラウン!」と。
新車もいいが、中古車市場の歴代クラウンにも注目する
グッといい感じに生まれ変わった新型クラウンシリーズ各車を新車として購入するのも悪くないが、「中古車」にも注目したいところだ。
なぜならば、新型シリーズのうちの一部にはかなりお買い得な中古車が出てきているのと同時に、旧世代のクラウンにも、ちょうどいい塩梅の「ちょっとクラシックな感じ」が出てきているからだ。
これは、新型クラウンシリーズが斬新な方向へと振り切ったことで、旧世代のクラウンのオーセンティックで正統派な雰囲気がさらに強く感じられるようになったということでもある。いずれにせよ新旧のクラウンは今、けっこう魅力的だ。






















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