2023年登場の三菱 デリカミニは、デビュー直後から大きくヒットし、いまや押しも押されもしない人気の軽自動車へと成長している。そのデリカミニに、早すぎるモデルチェンジの情報が入ってきた。はたしてウワサは本当なのか!?
※本稿は2025年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:三菱、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
えっ? もう? デリカミニにフルモデルチェンジのウワサ

デリカミニがフルモデルチェンジするという噂が流れている。早すぎないか? とも思うが、どういうことかレポートしていこう。
日産と三菱の軽自動車は両社の合弁会社「NMKV」が企画し、日産と三菱が設計、開発、生産を担っている。
日産、三菱ともに2025年度内に新型軽自動車を登場させると公言しているが、同じ会社で企画しているのだから当然で、現行型の日産 デイズ、ルークス、三菱 eKワゴン、eKスペース、eKクロス、eKクロススペースもそれぞれ同じタイミングで登場している。
ただし、唯一の例外があって、それがデリカミニ。ほかが2019〜2020年に登場しているのに対し、デリカミニが正式に発売を開始したのは2023年5月。
eKクロススペースをベースに追加されたモデルで、デザインと走りのよさ、そしてプロモーションのうまさもあってシリーズ最大のヒットモデルになっている(その後、eKクロススペースは販売終了)。
デリカミニ以外のモデルが登場から5〜6年経っていることもあって、まもなくフルモデルチェンジするのは自然なことに思える。しかし、発売からわずか2年のデリカミニまでフルモデルチェンジするのはちょっと早すぎないか? ということなのだ。
ホンダの3代目インサイトが2年半で販売を終了した例はあるが、あれは販売不振が主な理由。ヒット中のモデルが2年程度でフルモデルチェンジした例は過去にないはずだ。
ただ、ベース車両が変わるタイミングでデリカミニも一緒に変えるという戦略はあり得ること。このモデルチェンジを機に、デリカミニを中心とするラインナップの再構築も行われるかもしれない。
現行型は2025年9月末で生産終了という情報
話を整理しよう。日産 ルークスが2025年度内にフルモデルチェンジするのは日産自らが公言しているのだから決まり。おそらく2025年の秋頃に登場するだろう。そして、その兄弟車である三菱のeKスペース次期型も同時期に登場するというのも間違いない。
では、デリカミニがどうなるかだが、取材を進めていくと、9月末で現行型の生産が終わるという情報が入ってきた。マイナーチェンジの可能性もあるが、やはりベース車両と同時にデリカミニもフルモデルチェンジする可能性が一気に高まったと言える。
ヒットモデルだけにエクステリアデザインを大きく変えるとは考えにくい。プラットフォームは2019年に一新してまだ一世代しか使っておらず、おそらくキャリーオーバーだろう。
つまり、マイナーチェンジに近いフルモデルチェンジというのが編集部の読みだが、2代目が新登場するということで話題を集めて、売れゆきもまた伸びるはず。デリ丸くんも2代目に変わるのか気になるところだが、その動きも楽しみである。





















コメント
コメントの使い方ドリキンがYouTubeでデリ丸をどーもくんと言っていて声出して笑った。
見直したら全然違うけど、深緑のデリカミニだと何となくどーもくん感がある。実物のどーもくんは茶色だけど。
マーチャンダイジング大成功中のデリ丸も刷新されるのだろうか。