走り味アップ!? 日産 フェアレディZ登場時からどう変わった?

走り味アップ!? 日産 フェアレディZ登場時からどう変わった?

 コメ価格の高騰で、政府は前年以前に収穫され備蓄していた米の流通を決定。前年収穫の米は「古米」、年数を経るごとに古古米、古古古米……と呼ばれていく。では、「古古古米」と同時期登場した日産 フェアレディZの現在の味わいは!?

※本稿は2025年6月のものです
文:片岡英明/写真:奥隅圭之、日産
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
※中古相場は荻原文博氏調べ

【画像ギャラリー】ただ「備蓄」していたワケじゃない!! こまかな修正&改良を重ねて味わい深くなった日産 フェアレディZ(16枚)画像ギャラリー

日産 フェアレディZ(2022年4月デビュー)549万7800~930万2700円

日産 フェアレディZ 2023年8月 2024年モデル発表:新色追加、一部車種にブルー内装設定 2024年11月 2025年モデル発表:SOSコール標準化
日産 フェアレディZ 2023年8月 2024年モデル発表:新色追加、一部車種にブルー内装設定 2024年11月 2025年モデル発表:SOSコール標準化

●デビュー時の印象

 現行のRZ34型フェアレディZは2022年に発売された。プラットフォームは先代からの流用だが、それを感じさせないリニアなハンドリング性能を身に付けている。搭載する3LのV型6気筒DOHCターボもパワフルだ。9速ATも気持ちよく変速した。

●現在の味&評価

 第7世代のフェアレディZは、誰が見ても「Z」とわかる明快なデザインだ。ルックスは気に入ったが、デビュー時は6速MT車より9速AT車のほうが好印象だった。発売直後は思うように生産できず、多くのユーザーを待たせている。そして2025年モデルの発表を機に、受注を再開した。

 6グレードが用意され、ミッドナイトパープルやワンガンブルーなど、特別塗装色も選択できる。また、全グレードにSOSコールを標準装備した。これ以外では、2025年もイメージリーダーの「NISMO」の抽選販売を発表している。

 リリースにはメカニズムの変更については書かれていなかった。が、乗ってみてビックリだ。シャシーバランスというか、サスペンションを含め、組み付け精度が高められ、シャキッとした走り味になっている。走る、曲がる、止まる、の乗り味が上質になった。

 6速MTのシフトフィールとクラッチの操作フィールも初期モデルよりよくなっている。シフトストロークは少し長めだが、気持ちよく入るように変わった。

●2022年式の中古車相場:約490万〜888万円

●日産 フェアレディZ採点チェック(登場時→現在)
・パワーユニット:9点→9点
・ハンドリング:9点→10点
・乗り心地:7点→7点
・運転支援機能:7点→8点
・コスパ:8点→9点
★総評:ウマさジワリとアップ!

●日産 フェアレディZ バージョンST
・全長×全幅×全高:4380×1845×1315mm
・ホイールベース:2550mm
・車両重量:1590kg
・エンジン:V6 DOHCターボ 2997cc
・最高出力:405ps/6400rpm
・最大トルク:48.4kgm/1600-5600rpm
・モーター最高出力:―
・モーター最大トルク:―
・トランスミッション:6速MT

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