現代のクルマは昔と比較して多くの電気を必要とする。もちろんバッテリーも進化しているが、相手が「電気」だけに不具合は見えず、ある日突然……ということが起こりがち。そこで今回はバッテリーのNG行為について。
文:山口卓也/写真:写真AC
【画像ギャラリー】バッテリーの寿命を延ばしたいならやっちゃいけないこととは?(7枚)画像ギャラリーエンジンOFFでドラレコ駐車監視を常用
もはやドラレコ装着は当たり前のようになっているが、最近は駐車中でも監視し続ける「駐車監視機能」が標準で付いている機種も多い。
これはドライバーがクルマを離れた状態でも愛車を見守ってくれる安心の機能だが、この駐車監視機能のせいでバッテリー上がりを起こし、バッテリー寿命を削っているクルマは少なくない。
通常走行時のドラレコはエンジンがかかっている時にのみ給電されるACC電源(一部の輸入車を除く)からの給電で録画を行っているため、バッテリー上がりを起こすことはほぼないが、駐車監視モードでは駐車中も給電を行う必要があるためにバッテリーから給電することになる。
このため、ドラレコの設定を誤るとバッテリーの電力は消費され続け、挙句にバッテリー上がりとなる。
最近のクルマはコンピュータ搭載車となり、駐車時でも微量の電力を消費している。加えて、バッテリーそのものの自然放電もあるため、劣化気味のバッテリーでは駐車監視機能を常用すると1カ月程度エンジンをかけなかっただけでバッテリーが上がってしまうことも。
これを防ぐには、ドラレコの「電圧カットオフ機能」や「タイマー機能」の設定を見直すこと。
「電圧カットオフ機能」は、バッテリーが設定した電圧以下になるとバッテリーからの給電をストップする(カットオフ)機能。カットオフ電圧を最も高い電圧に設定すると、バッテリーへの負担は抑えられるが、駐車監視時間は短くなる。
「タイマー機能」は、設定した駐車監視時間になると給電を中止してバッテリーを保護する機能。これを常時オンにしていると当然バッテリーの消耗は激しくなるので、この設定時間も見直すべき。
「駐車監視機能を十分に使えないのでは意味がない」と思うのであれば、駐車監視用としてドラレコ専用のサブバッテリーの導入を検討したい。
スマートキーをクルマの近くに置きっぱなし
スマートキーは身につけているだけでクルマのドア開閉やエンジンスタートができる便利な機能。
通常のキーレスと違って常に微弱な電波を発するスマートキーはリモコンのバッテリーの消耗も早いが、クルマのバッテリーにも負荷をかけていることを知る人は少ない。
スマートキーを搭載するクルマはスマートキーからの微弱な電波を常時受信できるようにバッテリーから給電され続けている(待機状態)ため、1カ月以上もエンジンをかけずにいるとバッテリーの電圧が低下してバッテリー上がりを起こしてしまうことがある。
さらに、使用状況にもよるが寿命2〜3年とも言われるバッテリーをさらに長く使い続けている状態であれば、1カ月も持たずバッテリー上がりとなることも。
バッテリー上がりとなっても、バッテリーを充電することでバッテリー上がりは解消してエンジン始動可能となるが、このままバッテリー交換なしに使い続けるとバッテリーはどんどん劣化し、充電しても回復できなくなるおそれがある。
よって、スマートキー搭載車はキーを車内に置きっぱなしにしたり、クルマと近い距離でキーを保管することは避けたほうがいい。
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