クルマをカスタムする際、どんなメーカーの製品をつけるか。これはもはやクルマ好きにとって思想の問題にもなってくるくらい深いテーマだ。なかには、メーカー純正や直系のカスタマイズが好きという方も当然多い。無限、Modulo、TOM’S、TRD、モデリスタ、NISMO、AUTECH……などなど。でも三菱にもローデストが忘れられない!という方もいるのではないだろうか?
文:小鮒 康一/画像:三菱、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ジェットファイターグリルが似合いすぎてる……! もちろんランエボ顔以外もいいぞ! カッコよさに極振り!?な三菱のローデストの意匠(36枚)画像ギャラリー三菱のカタログモデルとして購入できたエアロ仕様のローデスト
他の人とはちょっと違うクルマに乗りたいけれど、アフターパーツをつけるまでは……という人や品質・アフターサービスの面で不安が……という人にとって、ディーラーで購入できるエアロパーツやコンプリートカーはそのハードルを大きく下げてくれるもの。
トヨタで購入することのできる「モデリスタ」や「TRD」といったアフターパーツや日産の「AUTECH」、「NISMO」などのコンプリートカーがその代表的なものだろう。
実はこのようなメーカー系のドレスアップパーツやブランドはトヨタや日産のほかにも存在しており、過去に三菱も「ローデスト」なるものが存在していたのだ。
ランエボ顔のアウトランダー!?
三菱車にローデストが設定されたのは2007年5月のことで、今も現行モデルとして人気を誇るデリカD:5をベースにしたものが追加されている。
このデリカD:5ローデストは、同じタイミングで追加された2WDモデルの「C2」をベースに専用の大型エアロパーツや17インチアルミホイール、クリアタイプの専用リアガーニッシュなどでエクステリアを彩り、インテリアにはスポーティなグレー/ブラック基調の表皮が与えられていた。
その後、デリカD:5ローデストは4WDモデルを追加し、翌2008年5月にはアウトランダー(初代)にもローデストが追加された。
このアウトランダーローデストは、2009年12月のマイナーチェンジ後に、新デザインとなる。とくに、フロントバンパーやグリルなどがランエボのような迫力のフロントマスクとなったことで話題を集めたのだった(ただしパワートレーンなどはベース車のまま)。
決して不人気ではなかったとおもうだけど……
そして2008年10月には軽トールワゴンのトッポに、2011年6月にはコンパクトクロスオーバーSUVのRVRにもローデストが設定され、意外と幅広いモデルに用意されていたのだ。
そんなローデストに共通するのは、専用のエアロパーツやメッキ加飾、スポーティな黒系の内装色(一部車種を除く)、そしてメッキ系のアルミホイールであり、当時人気を博していた日産の「ライダー」シリーズを彷彿とさせる装備だった。
ただ決してローデストの人気は低いワケではなく、一定数のユーザーがいたように記憶しているのだが、代替わりをして後に続くモデルが存在せず、ロングセラーのデリカD:5も今では「アーバンギア」というローデストに近しい装備を持った別のグレードがラインナップされている。
根気強くブランドを育てていくという気概が足りなかったのが、他メーカーのドレスアップブランドのようになれなかった最大の要因だったのかもしれない。







































コメント
コメントの使い方販売してる頃にこの記事が出てたら良かったのに…と思っちゃいますね。
デリカD:5のROADESTに2台乗り継いで17年ほど乗ってますが、未だに見た目も走りも好きです。良い車です。TGSのエアロをフロントとリアに付けてますが純正感がありながらもわかる人にはわかる違いが更にカッコよく見えます。個人的にROADESTはもうちょっと売れて欲しかったですね(笑)
乗ってましたよ
カッコよかったですね!
でも意外と向かい風に弱かったな〜
リアのテールランプも複眼になってたり、結構凝ってましたね。