スリーエム ジャパンは、自動車のラッピングと塗装保護を両立させる「3M プロテクションラップフィルム」を発売する。施工時間を約半分に短縮できる独自技術を採用し、全26色のカラーバリエーションを展開。デザインと保護の両立、これは確かに注目の一品だ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes、スリーエム ジャパン
【画像ギャラリー】施工時間を約半分に短縮! 扱いやすさが魅力の3M新フィルム発売!(6枚)画像ギャラリーラッピングと保護を一度にかなえる新発表
建築内装やテープから工業製品はては自動車関連製品なども手がけるスリーエム ジャパンは2025年9月5日に、ラッピングと塗装保護を同時に実現する「3M プロテクションラップフィルム」の発売を発表しました。
この製品は、3M独自の技術が多数使用されているようです。とくに「コントロールタック コンプライ粘着剤」の技術によって、ペイントプロテクションフィルムでは、珍しいドライ施工を可能にしているとのこと。
それによって、一般的なウェットよりも施工時間は約半分に短縮。仕上がりまでの段取りを大幅にカットできるのが強みです。
同フィルムは飛び石や生活傷に配慮した着色ウレタンを採用し、光沢系や艶消し、見る角度で表情が変わるフリップ系まで全26色(グロス18色、マット5色、フリップ3色)が設定されている模様。下地の影響を抑える高い隠ぺい性と深みのある色も特長です。
クルマを守り、楽しむための技術
製品そしての厚みは、色によって異なるもののおおむね約0.19〜0.23mmという扱いやすいレンジに収められています。キャップシート(保護フィルム)、クリアコート層、着色ウレタンフィルム層、アクリル系粘着剤層、剥離フィルム(ライナー)で構成されているため、外部応力からの耐性も安心。
とくにクリアコート層は、防汚・UVカット・耐候性・自己修復機能を、着色ウレタンフィルム層は耐衝撃性・耐傷性を担っています。また粘着剤は施工に最適化されたものを使用しているとのこと。
耐候性は約5年であるが、一部カラーがこれより短いものがあるとのことでそこは確認が必要となりそうです。また、屋外垂直面以外の施工方法や環境によっては、5年よりも短くなるおそれがあるのも要注意。
施工会社にも朗報!? 扱いやすさが魅力!
ただし、ドライ施工が可能になったことは、作業負荷の低減に寄与するだけでなく、ペイントプロテクションフィルムの取り扱いに慎重だった施工会社でも導入しやすくなり、さらなる市場拡大が見込めるとスリーエム ジャパンは述べています。
それらの点、含めて今後の普及や施工の出来具合に注目です。詳細などはスリーエム ジャパンの公式ホームページをご確認ください。









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