WORK(ワーク)が新しく世に送り出す「GNOSIS RXM(グノーシス アールエックスエム)」は、派手さではなく造形そのものの質で魅せてくれる。かつて支持を集めたメッシュの記憶を、いまの感覚でどう描き直すか。輸入車と上質のかけ合わせという原点に立ち戻ろうとする新作ホイールをじっくり見てみよう。
文:ベストカーWeb編集部/画像:ワーク
原点に立ち返る新ブランドRXシリーズ
ホイールメーカーWORK(ワーク)からGNOSIS(グノーシス)シリーズの新作として「GNOSIS RXM(グノーシス アールエックスエム、以下RXM)」が発表されたぞ!
同時期に発表となった兄弟モデルともいうべき「RXS」同様、ブランドとしての根本理念や原点を再解釈し、輸入車向けブランドとして培ってきた歴史を踏まえながら、「輸入車×上質」を目指すモデルとなっている。
装飾に頼らず、面と線の関係性だけで成立させることで、過剰な主張を抑えた佇まいを実現。複雑な造形による情報量で魅せるデザインとは異なり、見る角度や光の当たり方によって印象が変わる奥行きのある表情がウリだ。
往年の名メッシュデザインを踏襲!
RXMの造形を語るうえで欠かせないのが、2016年に販売終了となった「GNOSIS HS202」。同シリーズのRXSが、WORK EMOTION CRの王道5本ツインスポークを踏襲するのであれば、RXMは、HS202の意匠を継ぎながら、現代に適したデザインと強度で正統進化を遂げたモデルとなる。
これまでにもグノーシスシリーズからは、HS202の後継としてGR204などが発売されていたが、今回のモデルはその系譜に連なると考えていいだろう。伝統のメッシュを現代的な解釈で組み直し、9交点のレイアウトとすることで、各スポーク間に独自のリズムを与え、他のメッシュデザインとの差別化を図ったとのことだ。
また、RXMは、スポーツカーや高級車に採用されるビレット鍛造風の原点に立ち返って、加飾を削ぎ落とし、面と線の抑揚だけで成立させる潔さで魅せることで、強度とデザインが同居する「真のシンプル」を謳う。主張を抑えたまま輪郭が立っているため、長く付き合えるメッシュとして完成度を高めていると言えよう。
上質さとスポーティな雰囲気を漂わせるBMWはもちろんのこと、メルセデス・ベンツやレクサスといったプレミアムカーの足元に、色気と品格をもたらす狙いだ。
【画像ギャラリー】メッシュにM3は組み合わせ反則級!? かっこよすぎ! ワークのGNOSIS RXMのデザインがかなり効いてる!!(7枚)画像ギャラリーRXシリーズの共通性と違い
もちろんGNOSIS RXシリーズ共通のデザイン言語である「Bebel」、すなわち傾斜面にこだわった造形も見落とせない。とくに外周部では、窓ごとに傾斜面の面積や角度に微妙な差を持たせることで、回転時や光の当たり方によって陰影や表情に変化を与えてくれるとのことだ。
スポーク側面のリブをあえて設けず、なだらかな曲線でまとめた傾斜面は、全体に落ち着いた印象と上品な印象を与える。
その他にもRXシリーズの共通点としては、ピアスボルトを排したピアスレス仕様を採用が挙げられる。視覚的にも構造的にも余分な要素を削ぎ落とし、原点回帰、洗練、無駄の省略という共通した考え方を一つの造形にまとめ上げるカタチとなったようだ。
一方で、思想的な差異ももちろんある。RXSが直線的で鋭い傾斜面を用いた緊張感のある表現であるのならば、RXMは曲線を主体とした柔らかな造形美。スポーク先端がリムへ向かって滑らかに落ち込むラインは、視線を自然に奥へ導き、リムの深さを強調する効果を生む。










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