全国からカフェレーサー好きが大集結!第一回ヨコハマカフェレーサーミーティング

全国からカフェレーサー好きが大集結!第一回ヨコハマカフェレーサーミーティング

2025年9月27日、横浜で開催されたカフェレーサーミーティング「YOKOHAMA CR」。
全国から237台のカフェレーサーが集結し、会場は朝から独特の熱気に包まれた。
当日は運営スタッフとして参加した筆者が、現場の雰囲気や主催者インタビュー、そして運営の裏側をお届けします!

文/みんなの単気筒 トモ・トモダ



当日は予想を超える237台の車両が集まった!
Photo by @hikarusr400

 
 
 

会場では多種多様なカフェレーサーが共演

秋晴れの青空の下、港町ヨコハマに響き渡るエキゾーストノート。
国産・輸入車を問わず、旧車から最新モデルまで、多種多様なカフェレーサーが一堂に会した。
参加者同士の交流はもちろん、撮影や情報交換も活発で、まるで当時のロッカーズたちのカフェ前を思わせるような熱い雰囲気に。
第一回目にしてこの規模…国内最大級のカフェレーサーイベントと言えるのではないでしょうか。

Instagram「YOKOHAMA CR」
https://www.instagram.com/yokohama_cr

YOKOHAMA CR公式サイト
https://yokohama-caferacer.localinfo.jp/



カフェレーサー車両で埋め尽くされたメイン会場!



メイン会場に隣接する第2駐輪場も開始時間直前でほぼ満車状態に…



今回の会場は横浜市神奈川区にあるホットドッグ屋さん「GREEN NUTS」
Photo by @kouichiro.s1212

 
 
 

カフェレーサーとは?

1950-60年代のイギリス。第二次世界大戦の影響がまだ残り、「安心・安定」を求める保守的な社会風潮の中…自由を求める若者たち(いわゆる“ロッカーズ”や“トンアップ・ボーイズ”と呼ばれた層)が、ロックンロールとスピードに熱中していた。
彼らは市販のオートバイを改造し、カフェからカフェへ「誰が一番早くに辿り着けるか」を競い合っていたそうだ。もちろんレース場所はコースではなく市街地。
難しい話は置いておいて、とてつもなくざっくり言うと、これが「カフェレーサー」のルーツだ。



カフェレーサー発祥の地「ACE CAFE」のステッカーが渋い!

現代においては、当時、多くの市街地レーサー車両に施されていた低く構えたセパレートハンドル、カウル付きシングルシート等を装着したレーシングマシン風カスタム・スタイルをカフェレーサーと呼ばれることが多い。
一方で、「当時と同じ車両、つまり旧車で無ければカフェレーサーとは呼べない」という意見もある。
更には、「当時のカフェレーサーは単なるバイクスタイルではなく、”自由・反骨・スピード・ロックンロールの象徴”でいわば、若者たちの”生き方”そのものである。そこまで理解して、模した上でなければカフェレーサーとは呼べない」と言った意見もある。
※これらは実際にInstagram「みんなの単気筒」で頂戴したコメントだ。



当時の英国の雰囲気を感じさせるスタイル!

ルーツは明確だが、定義と問われると難しい。
個人的には「カフェレーサー」とは明確に定義された言葉ではなく、時代とともに進化し続けているカルチャーと感じている。
だからこそ、「カフェレーサーとはこうあるべきだ」と決めつけてしまうのは、保守的な考え方であり、当時の若者達が聞いたらどう思うだろうか?「それは俺たちの思想に反する」と怒られそうだなと、この記事を書きながら…通勤電車の中でニヤついている私がいる笑



「カフェレーサー」は時代とともに進化し続けているカルチャー(筆者の私見)

 
 

「YOKOHAMA CR」とは?

 今回が初開催となる「YOKOHAMA CR」は、メーカー・年式・カスタムの有無を問わず、“カフェレーサー”というキーワードひとつで人と人が繋がるイベントだ。

開催のきっかけや想いを、主催者のゆーきさんに伺った。
(当日参加された車両の写真と共にご覧下さい!)

Instagram「ゆーきさん」
https://www.instagram.com/yuki_lily999

X「ゆーきさん」
https://x.com/yuki_cr_999



イベントで挨拶されている主催のゆーきさん

ゆーきさんの愛車「DUCATI MONSTER」過去記事はこちら

主催者が語る「カフェレーサー」とは?

 『元々、「カフェレーサー」というスタイルへの憧れも意識もなく、単純にネイキッドバイクにセパハンを付けた時の車体のバランスが好きで、そういった車両に乗っていました。』

 あ、そうだったんですか?根っからのカフェレーサー好きなのかと思っていました笑

 『過去のバイクにはだいたいセパハンを付けているので、そう思われることが多いです。その結果、カフェレーサーを意識し出した感じですかね。』

 なるほど!ある意味、後からカフェレーサーと言う言葉が追いついてきた訳ですね!

 ゆーきさんにとってカフェレーサーとは何でしょうか?

『難しい質問しますね笑
本来カフェレーサーとは、カルチャーでありジャンルでは無く…もっと自由で可能性のあるものだと思っています。
そんな中で、今はジャンルとして扱われることが多いですが、一般的なセパハン=カフェという様な固定概念に囚われてはいけないと思ってるんです。』

 そしたら私の愛車(全てパイプハンドル)もカフェレーサーって名乗ってもよいですか?笑

 『いや、まぁ、ただ…やはりレーサーなので、パイプハンドルでも乗車姿勢はレーシーであって欲しいとは思います笑』



圧巻の存在感を放つBMW R100RSカフェレーサー



美女を虜にするDUCATI SPORT1000S



見た瞬間「やられた!」と感じたHONDA NIGHTHAWK750



大人気!ROYAL ENFIELDも沢山ご来場頂いた!



遠方からツーリングの目的地としてお越し頂いた方も少なくない!



カフェレーサーの裾野の広さを知った一日

開催に至った経緯は?

『メーカーや車種、年式の垣根を越えたカフェレーサーイベントを探していたんです。でもなかなか見つからなくて。
「誰かやってくれないかな〜」と思っていたけど、そんな都合のいいことは起きない!笑
それなら自分でやってみよう!と思って仲間に声をかけました。』

 運営スタッフの半分はカフェレーサー乗りじゃなく笑、逆に一般来場者も上手く巻き込めましたね!

 『ですね!カフェレーサーゾーンと一般車両ゾーンを明確に分けたことで、上手く一体感を作れたのは良かったです!』



イベントではカフェレーサーコンテストを開催!(写真は初代チャンピオン車両となったHONDA GL700)



ビンテージ英車勢も多数参加!キックスタートの儀式がカッコ良い!



愛知から自走で来られたKAWASAKI 250TRカフェレーサー



イタリアンな激シブ・激レアな2台も参加!



色違いのDUCATI 750F1が2台揃う奇跡!



運営スタッフの半分はカフェレーサー乗りではない!(写真はスタッフとベスパ)

第二回開催はあるのか?

 第二回もやりますか??

『え?やらないの?笑
皆さんに喜んで頂けるのがすごい嬉しかったので、一回きりで終わりとは考えてません。一方で、今回のミーティングで改善すべき点や勉強になったことが沢山あり、この経験を活かして次に繋げていきたいと思っています。
次のYOKOHAMA CRは1年後かな?』



不安の初開催だったが、多くの参加者に楽しんで頂けた!

自由を求めるスピリットは今も生きている

ジャンルや年式の垣根を越え、ただ「カッコいい」を共有する空間。
そこに集まったのは、走りとカルチャーを愛する人々の“自由な魂”だった。

 「YOKOHAMA CR」は、過去のカフェレーサームーブメントを再現するだけではなく、“今を生きるライダーたちの自由”を象徴する新しいムーブメントの始まりなのかもしれない。

Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito



カフェレーサーとチョッパーが集うカフェレーサーミーティング!



「YOKOHAMA CR」はジャンルや年式の垣根を越え、ただ「カッコいい」を共有する空間!1年後?の第二回「YOKOHAMA CR」をお楽しみに!

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/492924/

全国からカフェレーサー好きが大集結!第一回ヨコハマカフェレーサーミーティング【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/492924/493060/

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