ジェイテクトが開発した第5世代低トルク円すいころ軸受「LFT-V」が、2025年超モノづくり部品大賞「モビリティー関連部品賞」を受賞した。1983年から続くLFTシリーズが、その長い歴史に裏打ちされた改良と向上によって、業界最高水準のトルク低減性能を実現する。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes、ジェイテクト
【画像ギャラリー】1983年に登場してからすでに5世代目! ジェイテクトの軸受けはクルマを支える大事なパーツです! タイでも大活躍中のいすゞのSUVにも採用中!(4枚)画像ギャラリー40年以上の歴史が支えるジェイテクトの軸受け!
クルマ用の軸受やステアリングシステムを手掛けるジェイテクトは、同社の第5世代低トルク円すいころ軸受「LFT-V」が2025年超モノづくり部品大賞「モビリティー関連部品賞」を受賞したと発表しました。
同賞は日刊工業新聞社が主催するもので、日本の製造業の根幹を支える「部品・素材」を評価する表彰制度です。
モビリティ、機械・ロボット、環境・資源エネルギー関連、健康福祉・バイオ・医療機器、電気・電子、生活・社会課題ソリューション関連などの6分野から、産業発展に寄与する製品を毎年選出しています。
ジェイテクトのLFT-Vは、自動車のトランスミッションやデファレンシャルに用いられる「円すいころ軸受」の最新世代モデル。1983年に開発された初代LFT(Low Friction Torque)シリーズから改良を重ね、エネルギー損失を抑えた“回転抵抗の少ない軸受”として燃費向上やCO2削減に貢献してきました。
タイで展開されているいすゞのSUVにも採用!
シリーズ第5世代となるLFT-Vでは、樹脂保持器の形状を最適化することで潤滑油の流入量をコントロール。油流れを抑制しながら必要な潤滑性を確保し、内部損失トルクをより低減させることに成功したとのことです。また、発熱を抑えることで低昇温性を実現し、シリーズ最軽量も達成。
ジェイテクトは、2030年に向けたビジョンとして、「モノづくりとモノづくり設備でモビリティ社会の未来を創るソリューションプロバイダー」を掲げており、今回の受賞はその理念の具現化ともいえるでしょう。
LFT-Vはすでに量産化が進み、いすゞ自動車の新型SUV「MU-X(ミューエックス)」への採用も決定。車両の燃費性能向上や走行効率化に寄与しています。






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