世界的に銅の価格が高騰している。こいつがカーライフにも思わぬ影響を生んでいる。銅の塊である鉛バッテリーが高く売れるのだ! バッテリー交換するときは旧いバッテリーは持ち帰り、リサイクル業者に買い取ってもらうべし!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=BLKstudio@Adobestock)
バッテリーは1kgあたり100円前後で引き取ってもらえる!
エンジンの「かかり」が悪くなってバッテリーを交換した。そんな時、使わなくなった旧いバッテリーは、ディーラーやカー用品店に引き取ってもらうことが多い。場合によっては引き取り手数料がかかったりもする。
そんな時、思い出してほしいことがある。現在、銅の価格が世界的に高騰しており、旧い鉛バッテリーはけっこうな高値で売れるのだ。
ネットで相場を調べてみると、1kgあたり100円前後で買い取るという業者が多かった。
自動車用の鉛バッテリーは重く、10kg超なんて当たり前なので(アイドリングストップ付き車両はさらに重く、筆者の愛車は23kgもあった)、簡単に1000~2000円のお小遣いになる。そもそもバッテリーは高いので、この「キャッシュバック」はデカい。
クルマを廃車にするときも解体事業者に相談すべし
やり方だが、ネットで「バッテリー、買い取り」「金属リサイクル」と検索して地元の業者を探すだけ。念のため電話で、個人の少量持ち込みも受け付けてくれるか確認できれば確実だ。
あとはバッテリーを持ち込んで、秤で重さを測ってもらえば、その場で買い取ってもらえる。「ガレージに旧いバッテリーがある」なんて人は、まとめて持っていけば効率的だ。
ちなみにこれに類似するケースとして、廃車がある。
年式が旧く、数十万キロも乗られたクルマは買値が付かず、廃車扱いになることが多いが、これまたディーラーや中古車店に相談すると手数料を取られることがある。「廃車にはお金がかかる」と思っている人も多い。
そんな時は解体事業者のお世話になろう。自走できれば持っていけばいいし、不動車の場合は引き取りにきてもらえる業者を探せばいい。
車種や車体サイズにもよるが、パーツを取り外して販売したり、車体は屑鉄としてリサイクルできるので、1台数万~十数万円で引き取ってもらえることが多い(そのクルマの車検証や印鑑証明などが必要になる)。
金属相場の高騰で、近頃はけしからぬ電線盗難なども起きているが、旧いバッテリーが高く売れることは覚えておいて損はないぞ!


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